...一向騒ぐ容子(ようす)もありません...
芥川龍之介 「魔術」
...人の立騒ぐ気勢(けはい)あり...
泉鏡花 「活人形」
...三郎は、騒ぐな、と言って叱った...
太宰治 「ロマネスク」
...間断なしに胸が騒ぐ...
田山花袋 「一兵卒」
...恐ろしく騒ぐ気勢(けはひ)が其次の間に満ち渡つた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...うれしそうに騒ぐ木の葉を漏れて...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...飲んだり食ったりして打ち騒ぐだけで...
豊島与志雄 「田園の幻」
...だから位地位地と云って騒ぐのが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...岸に立って騒ぐばかり...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...自殺した者がそんな芸当が出来るでしょうか」「騒ぐな八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...谷底を見せてやるぞ」「見せてもらおうじゃないか」「何をッ」立ち騒ぐ若党達の後ろから...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...かくの如き汚辱を忍ぶべく定め給うたのであらう! がやがや騒ぐ人声の中から...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...木(こ)の葉がざわざわと騒ぐ...
二葉亭四迷 「平凡」
...――母家の方からは賑やかな囃子の音や人々の打ち騒ぐ声が微かに響いてゐた...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...揚幕の奥で人々の罵り騒ぐ声々近づいて来る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...横のほうで笹の葉の揺れ騒ぐのが聞えた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...城内からも立ち騒ぐ声があふれた...
吉川英治 「新書太閤記」
...この堂衆めが騒ぐからよ」「騒がぬように...
吉川英治 「親鸞」
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