...「遠江国」と言えば、駿河国や信州と共に天竜川を源流とする地域としても知られる...
...今川氏親は、戦国時代に駿河国を支配した今川義元の父...
...駿河台(するがだい)の濃い樹立の下に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...源太はある日駿河浮島原で小高い所にのぼり...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...甲斐(かい)と駿河(するが)の境(さかい)さ...
伊藤左千夫 「河口湖」
...それがため新一は駿河台にあった大きな旗下(はたもと)邸の小供のお伽に抱えられたのであった...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...駿河台(するがだい)の病院の方へようやく掛け合ってくれた...
徳田秋声 「足迹」
...彼(かれ)は其日(そのひ)役所(やくしよ)の歸(かへ)り掛(が)けに駿河臺下(するがだいした)迄(まで)來(き)て...
夏目漱石 「門」
...駿河(するが)の国(静岡県)の海岸の袖師(そでし)で生まれた...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...所々にお救い小屋はあるにしたところで、江戸中の困る者の口の数に比べりゃア、焼石に水だ、近いところ筋違橋(すじかいはし)外と和泉橋(いずみばし)の御救小屋(おすくいごや)へ流れ込む人の数を見ねえ、一杯ずつ粥を施すんだって容易のことじゃねえ」「…………」「こんな事を言っちゃ何んだが、お上の御金蔵は空っぽ、買穀(かいこく)をし度いにも金がねえ、御払米が一万石出たが、それもお湿りにもならないじゃないか、町方はせめて十万両も米を買上げて、半値に売り度いと言うそうだが、駿河守様は、何(ど)うしても三十万両なくちゃ、新米の出廻るまでの凌(しの)ぎが付かないと仰しゃるんだ、そんな大した金は、町人からは絞りようがねえ、当てにするのは小判が唸って居る金座銀座の役人衆の懐ばかり」「もう解ったよ、権次さん」「えッ」お駒はいきなり顔を挙げると、権次の饒舌を封じて了(しま)い度い様に斯(こ)う言いました...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...はだか馬にのせられた駿河太郎は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...江州(ごうしゅう)の小室(こむろ)で一万二千石の領主小堀和泉守(こぼりいずみのかみ)様――江戸御上屋敷は駿河台だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駿河台の御屋敷から届いたお菓子を喰った晩から起って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勇二のほうは軍属で参謀本部の駿河台分室にいる...
久生十蘭 「ノア」
...どういう都合かその船の代りに駿河丸が来たので...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
......
柳田國男 「地名の研究」
...この陣中にいる常葉駿河守範貞(ときわするがのかみのりさだ)の妹であった...
吉川英治 「私本太平記」
...駿河公方(するがくぼう)が鉄漿染(かねそ)めた珍しい首をやがて見せて進ずるぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...青池駿河守、道家清十郎、森三左衛門可成(よしなり)、そのほか織田家の名ある士たちの首級(しるし)を、飽き飽きするほど、検分した...
吉川英治 「新書太閤記」
...ずつと遠くには駿河信濃國境に連亙した赤石山脈が眞白に雪を被つてつらなつてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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