...駱賓王(らくひんわう)の檄を読んだ時には色を失ふことを免れなかつた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...蟻と見えた物が少しづつ大きくなつて、やがて王には多くの馬、多くの駱駝、多くの象を弁別する事が出来る様になつた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...それは他でもない駱駝のシヤツであつた...
薄田泣菫 「茶話」
...駱駝や鴕鳥の類まで...
太宰治 「正義と微笑」
...駱駝(らくだ)の主人となり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その昔玉門関を出て楼蘭に向った駱駝の一つが...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...駱駝(らくだ)のような感じの喜三郎老人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駱駝と共に骸骨となつてしまふ外はないと思ふ...
濱田耕作 「埃及雜記」
...カメルの駱駝がふくふくに暖かい色彩だつた...
林芙美子 「雨」
...駱駝(らくだ)の背中のように凹凸のひどい寝台で...
北條民雄 「いのちの初夜」
...駱駝と白眼(にら)めくらをしたり...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...駱駝の喧嘩に暗夜の狼...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...岡鬼太郎氏が吉右衛門一座に与えた「らくだ」の劇化「眠駱駝(ねむるがらくだ)物語」は...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...池鯉――いくたびか鮒たむろする今朝の秋鮒――二三枚うろこ落して鯉の秋噺駱駝――俺はそんなちつちやな孔をとほらなけや天国へゆけないのかなあ...
三好達治 「測量船拾遺」
...駱駝(らくだ)の胃...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...胎(たい)を出(い)でて早くも老(お)いし顔する駱駝(らくだ)の子の如(ごと)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...強い駱駝が根気よく長い沙漠を行くやうに...
與謝野寛 「妄動」
...駱口(らっこう)を経...
吉川英治 「三国志」
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