...其代に駱駝毛の頭巾とあの男のしめてゐる荅布(たふ)の帯とをお貰ひ遊ばせ...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...或は駱駝や牛馬に跨りながらの読書もあつて...
市島春城 「読書八境」
...二人は駱駝(らくだ)のうしろに馬...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...駱駝(らくだ)等(とう)に至(いた)るまで盡(こと/″\)くそれに吸(す)ひ込(こ)まれ...
今村明恒 「地震の話」
...沙漠の舟と称(よ)ばるる駱駝に乗りて急ぎ来ったのであろう...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...駱駝に似た表情で...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...電信柱はこの寒空(さむそら)に大学教授と同じやうに駱駝のシヤツも着ないで...
薄田泣菫 「茶話」
...駱駝や鴕鳥の類まで...
太宰治 「正義と微笑」
...駱駝もゐる...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...駱駝(らくだ)のような感じの喜三郎老人は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駱駝と共に骸骨となつてしまふ外はないと思ふ...
濱田耕作 「埃及雜記」
...駱駝の喧嘩に暗夜の狼...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...その奇畜はすなわち駱駝と驢と騾と(けってい)と(とうと)と騨(てんけい)ととある...
南方熊楠 「十二支考」
...駱駝(らくだ)しか歩けないような地域までひろがっている...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...服装◆服装 外套は焦茶色の本駱駝(ほんらくだ)で...
夢野久作 「暗黒公使」
...初めて動物園に連れて行かれて火喰鳥や駱駝(らくだ)を見せられた時に...
夢野久作 「ナンセンス」
...強い駱駝が根気よく長い沙漠を行くやうに...
與謝野寛 「妄動」
...家畜は駱駝に似た珍らしい形のものである...
和辻哲郎 「鎖国」
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