...眼を駭(おどろ)かした連中の中で...
芥川龍之介 「煙管」
...しかしそのときこつちでは盛んに喋る同僚の顏を不圖見て、急に駭く...
海野十三 「恐怖について」
...何に駭(おどろ)いたか...
海野十三 「恐怖の口笛」
...これは……」と私は駭(おどろ)きに逢って...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...望遠鏡で測ってきた」「ほほう」私は彼の手廻しのよいのに駭(おどろ)かされた...
海野十三 「西湖の屍人」
...帆村の注意力の鋭いのに駭かされてしまった...
海野十三 「獏鸚」
...すべて大材(たいさい)を用(もちふ)る事目を駭(おどろか)せり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...彼が私を震駭(しんがい)させただけである...
太宰治 「碧眼托鉢」
...海石は駭いた...
田中貢太郎 「劉海石」
...「浮雲(うきぐも)」は何たる驚駭(おどろき)であったろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...頭の中にぼーっと明りがさしたような気持ちでおれは駭然として立ち止った...
豊島与志雄 「失われた半身」
...クリストフは駭然(がいぜん)として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...南の御奉行所へ駈け込み訴へをやりましたぜ」「何?」平次も何にか駭然(がくぜん)とした心持です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の声に駭いてきゅうに静まった教室を見まわし...
本庄陸男 「白い壁」
...家内にあって山上の虎声に駭(おどろ)き酒を傾(こぼ)したなどは余程の臆病者じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...「老駭年光容易疾...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...全県下の警察が舌を捲いて震駭(しんがい)したという...
夢野久作 「近世快人伝」
...敵を震駭(しんがい)させた...
吉川英治 「新書太閤記」
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