...殊に目を駭(おどろ)かせるは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...國民をして震駭せしめたり...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...なにが皆さんを最も駭(おどろ)かしたであろうか...
海野十三 「柿色の紙風船」
...誰しも駭(おどろ)くのも無理はなかった...
海野十三 「キド効果」
...なるほど」刑事は駭(おどろ)きの声を放った...
海野十三 「疑問の金塊」
...実に八月八日の製造だということが判ったよ」「そりゃどうして?」私はすっかり駭(おどろ)いた...
海野十三 「地獄街道」
...隣の老人が駭(おどろ)いて...
海野十三 「西湖の屍人」
...そして枕についた時は蓮香はひどく駭(おどろ)いて言った...
田中貢太郎 「蓮香」
...長谷川は飛び上るほど駭然とした...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...その一身を愛する人々をして駭然(がいぜん)たらしむるものがある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして彼女の自殺未遂に接して駭然とした...
豊島与志雄 「山吹の花」
...最初の驚駭(きょうがい)の動揺に次いで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...職員室は震駭(しんがい)し...
永井隆 「長崎の鐘」
...あなたを駭かせたといふ近隣の火災が...
原民喜 「画集」
...またある場合には予を恐駭(きょうがい)の念をもってみたした...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...ただ人馬を走らせこれを駭(おどろ)かせば羔驚き鳴きて臍地と絶ちて水草を追い...
南方熊楠 「十二支考」
...こんなに驚駭の世界がまるで眼の前にあつたこの氣附を始めて知つたといふ...
室生犀星 「帆の世界」
...天下を震駭(しんがい)させている彼でもある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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