...大きな駝鳥(だちょう)の卵が部屋の中央にさがっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...恐らくは駝鳥(だてう)の卵よりも大ならん乎(か)...
芥川龍之介 「田端人」
...大部分は博物(はくぶつ)の教科書に画が出ている駝鳥(だちょう)の卵なるものと相違はない...
芥川龍之介 「毛利先生」
...駝鳥(だちょう)...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...駝鳥の卵をもみんな土蔵の恰好に鋳直(いなほ)したいと思つたらしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...何処ともなく微妙な鈴の響が聞えて一匹の駝鳥が花束を飾った妍麗な小車を曳いて走って来ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...戯れてその駝鳥に喩えたのであろう...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...駝鳥(だちょう)の伴侶となり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼は跛(びっこ)の駝鳥(だちょう)なれども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そのあひだに交代の男がかた隅で弁当をつかつてたのを相手をなくしてぶらぶらしてたもう一羽の駝鳥がこつそり寄つてつていきなり弁当を呑まうとしたもので男はあわてて飛びのいた...
中勘助 「銀の匙」
...「駝鳥(だちょう)の襟巻(ボーア)に似ているでしょう」三四郎はボーアという言葉を知らなかった...
夏目漱石 「三四郎」
...帽子の上にほとんどまっすぐに立っている小さな駝鳥(だちょう)の羽根飾りは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...長い頸(くび)をくねらして小さな餌(えさ)をさがしてはついばんでいる駝鳥(だちょう)...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...動物園の獅子及び駝鳥(だちょう)一...
正岡子規 「病牀六尺」
...人間が駝鳥になれば幸福になるとしゃべり立て...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...或る日駝鳥の羽毛を賣る奴等が艦へやつて來たものだ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...「あれは駝鳥か猩々(しょうじょう)の牝(めす)か」と囃(はや)した...
吉川英治 「三国志」
...駝鳥(だちょう)のような彼の胃の腑(ふ)は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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