...「駒鳥や鶸(ひは)が啼(な)いて居ります...
芥川龍之介 「山鴫」
...駒鳥の声を聞くと...
板倉勝宣 「春の槍から帰って」
...駒鳥のなきだすのもこの時分からだ...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...駒鳥は殺された...
竹久夢二 「少年・春」
...駒鳥の眼、駒鳥の紅(あか)い胸は再び輝いて居た...
竹久夢二 「少年・春」
...娘姿で 駒鳥は糸紡(ひ)き車で糸紡いたシヤラシヤラ ビンビン糸紡いた糸は何糸 愛の糸愛の糸より糸はないシヤラシヤラ ビンビン糸はない森の少女(をとめ)も 駒鳥の糸紡き車で糸紡いたシヤラシヤラ ビンビン糸紡いた歌を唄ひば 愛の歌愛の歌より歌はないシヤラシヤラ ビンビン歌はない村祭の日が近づいてまゐりました...
野口雨情 「女王」
...一寸(ちょっと)窓からのぞいて御覧なさい」駒鳥絹枝は...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...これは駒鳥さんの畑ですが...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...錦木の言葉をはぐらかそうとして居た駒鳥絹枝も...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...四何時間かの後、駒鳥絹枝は、漸くその涙にぬれた顔をあげました...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...歌姫――悩める駒鳥絹枝――は...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...小さな飢ゑた一羽の駒鳥(こまどり)の姿に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どんなに寒くなつても駒鳥は決して貴方の傍を離れませんから御安心なさい...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...――駒鳥の胸に射してゐた日光は...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...鴬(うぐいす)もいれば駒鳥もいる...
三浦環 「お蝶夫人」
...啼声が駒鳥(こまどり)に似て羽色が赤いからであろうが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...伊吹の裾(すそ)はようやく春闌(はるた)けた早(さ)みどりの深みに駒鳥の高音(たかね)がやや肌さむいほどだった...
吉川英治 「私本太平記」
...駒鳥は鋭くて錆び...
若山牧水 「樹木とその葉」
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