...しかし駐在所の灯の所まで引いてきたときには...
海野十三 「人間灰」
...その駐屯兵を繰り出してきて王宮をぐるっと包囲させたのです...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...足を駐めて八方にその目を配り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...実に因果の大法則なるものは人力にてこれを駐止せんとするも決して及ぶべきにあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...個々の諸文化面から駐在使的に外交団的に独立化したインター・カルチュラルな独自の秩序界をなすのである...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...熱河省境一帯地区の支那軍隊を他へ移動して同地域内には今後支那軍を駐兵させないこと等々の覚書を交換することになったからである...
戸坂潤 「社会時評」
...ソ連軍の進駐、国共の内戦などで、この二人の子供は一分間といえども母のそばから離れずにいたのだった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...或時新来の駐在所巡査がこの男をつかまえて薪の出所を糺問(きゅうもん)しきびしく叱りつけて居るのを見て村人が...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...東小門外の駐在所で...
中島敦 「虎狩」
...彼(かれ)は畑(はたけ)へ來(き)たなり穗(ほ)は一本(ぽん)も伐(き)らないで其(そ)の儘(まゝ)駐在所(ちうざいしよ)へ驅(か)けつけた...
長塚節 「土」
...私はあの人の城にいる秘書と村の駐在秘書とのあいだの連絡をやっていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もと駐英大使のYさんが...
久生十蘭 「だいこん」
...物見にでも出掛けるらしい一台の立派な男車が何かを待ちでもしているように駐まっていた...
堀辰雄 「姨捨」
...駐在の警吏も惜しそうに語った...
柳田国男 「雪国の春」
...やがてかもは駐在所へいって払おう...
山本周五郎 「青べか物語」
...帝の御駐輦所(ごちゅうれんじょ)とした...
吉川英治 「三国志」
...ご駐輦(ちゅうれん)の後...
吉川英治 「私本太平記」
...国境に駐在している織田家の被官や...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索