...後朝(きぬぎぬ)の思よりもむしろ駅路の哀感を誘(いざな)はしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この駅路の遊君を不美人に描いたのは一つもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...普通の駅路の両側に家が並んだやうな温泉は...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...はぢめての途中下車の駅路で思はぬ突風に見舞はれて...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...好い加減に行きついた駅路の宿に泊つて御覧! 斯う云つて君は...
牧野信一 「断想的に」
...羅馬(ローマ)にでも程近い駅路の海港場のやうにも思はれたが...
牧野信一 「山彦の街」
...落葉しきりな晩秋の駅路(うまやじ)を...
吉川英治 「剣の四君子」
...道中駅路駅路で庶民の見世物に曝(さら)されていたのであった...
吉川英治 「三国志」
...これまでの駅路(うまやじ)でも...
吉川英治 「私本太平記」
...駅路(うまやじ)にかかれば軒々で...
吉川英治 「私本太平記」
...すると駅路(うまやじ)での噂だった...
吉川英治 「私本太平記」
...高氏はこの駅路(うまやじ)に来て旗を立て...
吉川英治 「新書太閤記」
...駅路の規定にも触れ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...駅路(うまやじ)の馬はいななくし...
吉川英治 「親鸞」
...通る駅路で訊いてみても...
吉川英治 「平の将門」
...湖畔の駅路や宿々では伝え合っていたところへ...
吉川英治 「源頼朝」
...駅路(うまやじ)の端れからは燈火(ともしび)一つ見えない田舎道を...
吉川英治 「源頼朝」
...駅路(うまやじ)の行く先々で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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