...あんまり駄々つ子過ぎますよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...まるで駄々ッ子のようにやけくそになっているのかとさえ怪しまれた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...まことに駄々っ広いのです...
橘外男 「仁王門」
...泣いたり駄々(だだ)を捏(こ)ねたりはしまい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...気の弱い母親が駄々ッ児の独り息子を持て余していますように...
種田山頭火 「雑信(一)」
...酔って……駄々をこねてもいいでしょう...
豊島与志雄 「死の前後」
...子供の駄々をこねる泣きっぷりと同じようなものでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...厭だといつて駄々をこねるのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そうした様子がから駄々(だだ)っ子で...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...僕はいつものように駄々をこねた...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...なんの足しになるんです? 子供が駄々をこねるようなことをいっていないで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...お願いだから駄々っ子...
森本薫 「華々しき一族」
...そろそろ七男坊の駄々振(だだぶ)りがあらわれて...
吉川英治 「江戸三国志」
...もし許さなければ同志を作って暗夜に脱走しても征(ゆ)く――などと駄々をこねた...
吉川英治 「三国志」
...いとけない頃から、駄々をこね、慕いもし、困らせもした人なので、いまでも於通のことばつきは、余人に対する時とはまったく違っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...それくらいな駄々(だだ)はこねさせてやらねばなるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...駄々(だだ)ッ子をあやすように伴(つ)れて行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...親の駄々も随分子どもをてこずらす場合がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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