...そんな駄々はいっさい構わないといったような態度で...
伊藤野枝 「転機」
...そんなに駄々をお捏ねなさる――(ソファに坐る)さあ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...甘えて駄々(だだ)をこねているのだとは...
太宰治 「新ハムレット」
...芳太郎は駄々(だだ)ッ児(こ)のように言い出した...
徳田秋声 「足迹」
...しかしこのフランス・ベルギーの駄々っ児は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はいらだっていて駄々(だだ)をこね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」と隆吉は駄々をこねるように叫んだ...
豊島与志雄 「反抗」
...ただ駄々(だだ)ッ広(ぴろ)い感じばかりで...
夏目漱石 「坑夫」
...一面ではまた『大きな駄々(だだ)ッ子(こ)坊や』でもあった...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...何(ど)うでも遣(や)りませぬと駄々(だゝ)をこねれば...
樋口一葉 「にごりえ」
...なんの足しになるんです? 子供が駄々をこねるようなことをいっていないで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...酒の上の駄々(だだ)や手固摺(てこず)らせではなく...
吉川英治 「江戸三国志」
...「逃げるもんか! 誰が逃げる!」駄々ッ子のように呶鳴りちらして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...きイんと癇性(かんしょう)をおびた駄々ッ子声で...
吉川英治 「私本太平記」
...駄々な子をあやすように...
吉川英治 「新書太閤記」
...いや」と、かぶりを振り、駄々をこね、秀吉が困った顔をすると、なお離さなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...と駄々をこねている娘との間に立つ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...困った駄々息子を遺(のこ)したものかな」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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