...翁に對しては殆ど駄々ッ児のやうに親しんでゐた』と書いてゐますが...
石川三四郎 「浪」
...感傷的で愚鈍なワグナー流の駄々(だだ)っ児(こ)ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まるで駄々っ児のような恰好をして...
豊島与志雄 「庶民生活」
...駄々ばかり捏(こ)ねまして――でも英語だけは御蔭(おかげ)さまで大変好きな模様で――近頃ではだいぶむずかしいものが読めるそうで...
夏目漱石 「虞美人草」
...最初は散々に駄々をこねてをりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そうした様子がから駄々(だだ)っ子で...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...まるで駄々っ子のように泣き出してしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...こんな音楽じゃ踊れないなんて駄々(だだ)をこねてばかりいるんだよ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...今日から「駄々ッ子父ちゃん」梅田映画で封切なので入ってみる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「駄々ッ子父ちゃん」を半分ほど見る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「一緒に?」「うん」「そりゃ来たっていいけど……」幸子は、旅行案内から眼をあげ、「駄々っ児だな...
「一本の花」
...駄々ッ子を叱る父のように...
吉川英治 「剣の四君子」
...まだ駄々をこねておられるのか...
吉川英治 「私本太平記」
...きイんと癇性(かんしょう)をおびた駄々ッ子声で...
吉川英治 「私本太平記」
...駄々な子をあやすように...
吉川英治 「新書太閤記」
...な、よい子だ』『いや、いや!』吉千代は、駄々をこねる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...駄々をこねるのであろうとばかり受け取っていたので...
吉川英治 「親鸞」
...いい加減駄々をこねやがれ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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