...あんまり駄々つ子過ぎますよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...無病息災であつたきのふは、駄々も捏ねたし、泣いて無理も云つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この何者にも制肘(せいちゅう)されない放縦な駄々ッ子的気分が当時の文学好きの青年の共鳴を惹(ひ)くに十分力があった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...このまま縦令(たとい)露西亜の土となろうとも生きて再び日本へは帰られないと駄々(だだ)を捏(こ)ねたは決して無理はなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...泣いたり駄々(だだ)を捏(こ)ねたりはしまい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...故意ニ駄々ッ子ノ真似ヲシ出シタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...酔って……駄々をこねてもいいでしょう...
豊島与志雄 「死の前後」
...しかしこのフランス・ベルギーの駄々っ児は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...キミ子は駄々っ児のように顔を振るだけなので...
豊島与志雄 「立枯れ」
...駄々を捏ねるのだから始末におえません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「駄々ッ子父ちゃん」の五人の子供たちに約束したので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...時間があるので阪急会館で「駄々ッ子父ちゃん」を一と通り見た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何うしても東京へ行きたいと云つて駄々をこねる光子に負けると...
牧野信一 「熱い風」
...」と駄々子(だゞつこ)の物言ひをして...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...まだ駄々をこねておられるのか...
吉川英治 「私本太平記」
...どうしても欲しいと駄々をこね...
吉川英治 「新書太閤記」
...駄々(だだ)な若公卿の本領を発揮し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...四これは飛んでもない駄々ッ子だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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