...遊蕩(あそび)も駄々で可(よ)かったんだけれど...
泉鏡花 「婦系図」
...まるで駄々ッ子のようにやけくそになっているのかとさえ怪しまれた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...泣いたり駄々(だだ)を捏(こ)ねたりはしまい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...駄々ツ児と同意義)...
種田山頭火 「行乞記」
...私は親友に対しては駄々ツ児だ...
種田山頭火 「其中日記」
...そのほか似たりよったりの駄々(だだ)をしきりにこねている...
夏目漱石 「三四郎」
...簪(かんざし)がこうだのと駄々(だだ)を捏(こ)ねます...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...彼女の懐に温められて育った駄々(だだ)ッ子(こ)に外ならなかったのである...
夏目漱石 「道草」
...何しろ十年越の駄々羅(だゞら)遊びだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叱られた駄々ツ兒のやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだお父さんのお葬(とむら)ひも出さないんですもの」お紅はひしと八五郎にすがり付いて駄々つ子のやうに身もだえしますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小倉が自分をきらって駄々(だだ)をこねるんだと思って...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...朝夕(あさゆふ)の駄々(だヾ)いかに増(ま)さりて...
樋口一葉 「曉月夜」
...何(ど)うでも遣(や)りませぬと駄々(だゝ)をこねれば...
樋口一葉 「にごりえ」
...巴里で皇帝と駄々羅遊び……」「くどい...
久生十蘭 「魔都」
...駄々をこねているとのことである...
火野葦平 「花と龍」
...駄々ッ子を叱る父のように...
吉川英治 「剣の四君子」
...駄々っ子のような扇使いして...
吉川英治 「新書太閤記」
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