...ヤッパリ日ニ焦ケテ来ナケレバ駄目ダト云ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「お前気が弱くて駄目だで...
徳田秋声 「足迹」
...「どっちへもいい子になろうたって、それは駄目よ...
徳田秋声 「爛」
...最も多く無駄な金を使ったのも...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...流(なが)れて行(ゆ)く芥(ごみ)の中(なか)に西瓜(すゐくわ)の皮(かは)や古下駄(ふるげた)の浮(う)いてゐるのまでがよく見分(みわ)けられる...
永井壮吉 「吾妻橋」
...午後半日紅茶をのみながら無駄話をして遊び暮した...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...「そんな無駄口を叩(たた)くとまた負けるぜ」と主人は迷亭に注意する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...硯(すずり)箱、経机、文鎮、手筥――と手に従って削って焚きましたが、いずれも駄木で、ただキナ臭いだけの話、新しい香、佳い香と漁り抜く丈太郎は日と共に懊悩を重ぬるばかりでした...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...姉さんのお清さんの駒下駄を履(は)いて出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いくら自分を立派に見せようとしても駄目だということがわかりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ピピヤスをお袖の下から出しては駄目ですよ...
牧野信一 「山彦の街」
...「ウー寒い寒い」という声がすぐ表で聞こえてやがて凍ったような下駄の音ばかりが次第に遠のいていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...あすことあすことあすことあすことあすことあるから……」歩きながら指を折りつづけていたが、やがてのことに勢い込んで、「ねえ、十三円と八十銭ばかしに」「駄目、とても駄目よ...
正岡容 「寄席」
...あんな根からの悪人の改良を無駄に続けるよりも新マルサス主義にでも改宗して了え! と...
松永延造 「職工と微笑」
...うちは日本橋の裏通のちいさな下駄屋で...
水上滝太郎 「果樹」
...玄関の下駄を一ト隅によせたりするような...
室生犀星 「童子」
...もう無駄な・忌わしい・いやそれどころか致命的な・ものにされていたのであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ところがこの座頭だいの駄じゃれ屋で...
山本笑月 「明治世相百話」
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