...お馴染みの場所に...
石井研堂 「元日の釣」
...ニューイングランドや英国の言葉に馴染みの深い僕には...
石川欣一 「比島投降記」
...大分お馴染みも出来...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...私には馴染みの薄い場末町であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...夜更けて馴染みの女から俥に送られて帰って来た良人(おっと)と...
徳田秋声 「爛」
...顏馴染みの醫者は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...昔からの馴染みの客にとっては...
豊島与志雄 「自由人」
...これも保永堂版五十三次の「安倍川」で馴染みの図柄である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これらの馴染みのある文面は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...おなじ貧窮の列に並ぶ顔々に馴染みができたが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...馴染みの客を送り出して...
広津柳浪 「今戸心中」
...そこで馴染みの俳優手配師ジャーマンを見つけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...今も昔の馴染みの駒形の百面相の鶴助の二階を借りている気軽な身の上だからまだいいようなものの...
正岡容 「寄席」
...あたしの昔馴染みの方が訪ねて來て下さるのを...
正宗白鳥 「見學」
...深い馴染みの宿はあすこだ! (崖のふちに立つて暮れかけた山の方をヂツと見てゐる)深い馴染の宿は……(ハーモニカを吹いて見る...
三好十郎 「妻恋行」
...お互いが開封(かいほう)東京(とうけい)にいた頃からの古馴染みですとさ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ニューイングランドを貫いているボストン=ケンブリッジ地下鉄のお馴染みの駅名だったが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...わたくしは大急ぎで馴染みの爺さんの家の方へ歩いて行った...
和辻哲郎 「夢」
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