...大分お馴染みも出来...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...或る者とはまったく馴染みがなかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...男はしぶしぶ馴染みのネヴァダの鉱山へ戻り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ナンシィにも昔馴染みにも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...夜更けて馴染みの女から俥に送られて帰って来た良人(おっと)と...
徳田秋声 「爛」
...いくら顔馴染みだからといって...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...二人には馴染みの深い室である...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...その料理屋の主婦とその伯母らしい人と家族同様に馴染み...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...――お前さんたちには、古い馴染みだ...
豊島与志雄 「囚われ人」
...いつもの馴染みの木々の間に立つ...
橋本多佳子 「椎の実」
...これらの馴染みのある文面は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...サイラス・P・マーボー氏の一人娘としてお馴染みだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...川岸の馴染みの家に行く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...あたしの昔馴染みの方が訪ねて來て下さるのを...
正宗白鳥 「見學」
...七つ八つの時分からはどうしても無邪氣に父にも母にも馴染み得なかつた...
正宗白鳥 「母と子」
...馴染みになったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...昔馴染みの名を呼んで「あのトツラ沢の」というようになったのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...庄田という髯侍(ひげざむらい)の姿を仰ぐと、馴染みとみえて、茶売りの老人は、「おお、これは小柳生(こやぎゅう)の御家中様一服おあがり下さいませ」「やすませて貰おうか――その小僧に、何ぞ、菓子をやってくれい」菓子を持つと、城太郎は、足を休めていることなどは退屈に堪えないらしく、裏の低い丘を見上げて、駈上がって行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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