...しかしとにかく顔馴染みに対する親しみだけは抱(いだ)いていた...
芥川龍之介 「お時儀」
...お馴染みの場所に...
石井研堂 「元日の釣」
...大分お馴染みも出来...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...生憎馴染みの看護婦はいない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...馴染みになつている蒲団屋や菓子屋や金物屋は...
大下宇陀児 「擬似新年」
...男はしぶしぶ馴染みのネヴァダの鉱山へ戻り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...メチールの危険の少い馴染みの飲屋で焼酎をあおりました...
豊島与志雄 「水甕」
...これも保永堂版五十三次の「安倍川」で馴染みの図柄である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私は芸術的感興にも馴染みたいと思ったが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...去年の夏ごろからの馴染みだった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...それは私の知らない馴染みの人々や事柄に関するものが多かった...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...亡悟道軒円玉はまたその先君が両国の水茶屋で前出の河内山遺愛の娘とく女と馴染み...
正岡容 「下谷練塀小路」
...今も昔の馴染みの駒形の百面相の鶴助の二階を借りている気軽な身の上だからまだいいようなものの...
正岡容 「寄席」
...子供の時分五九郎一座の舞台で顔馴染みの人たちばかりが喜劇春秋座で常打ちに出演しており...
正岡容 「わが寄席青春録」
...平生雨戸一枚隔てた外の景色とは馴染みが薄いのだつた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...空っ風でお馴染みの筑波の山は天狗党の一揆が大変じゃ大変じゃ! これぞ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...長らく馴染みだった浪士たちが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...ちょっと馴染みの家へ...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??