...しかしとにかく顔馴染みに対する親しみだけは抱(いだ)いていた...
芥川龍之介 「お時儀」
...4と云ふ男に馴染み出した...
芥川龍之介 「貝殼」
...その昔馴染みと云うやつがね...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...馴染み深い深夜の街は...
海野十三 「深夜の市長」
...彼は私の馭者と顔馴染みだとみえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...ナンシィにも昔馴染みにも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...安倍さんとはお馴染みになっている...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...われらの馴染みの一行を乗せた荷馬車は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...娼妓(しょうぎ)もまた気の隔(お)けない馴染みのほかは客を断り...
広津柳浪 「今戸心中」
...馴染みの名前を叫んでいるなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ボンド通りにある馴染みの宝石店まで行って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...サイラス・P・マーボー氏の一人娘としてお馴染みだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...もういっちょ馴染みの銀貨でいくか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...ツマリお馴染みになっていないからであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...馴染みになったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...馴染みの店を他人に取られることも少なくないのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...庄田という髯侍(ひげざむらい)の姿を仰ぐと、馴染みとみえて、茶売りの老人は、「おお、これは小柳生(こやぎゅう)の御家中様一服おあがり下さいませ」「やすませて貰おうか――その小僧に、何ぞ、菓子をやってくれい」菓子を持つと、城太郎は、足を休めていることなどは退屈に堪えないらしく、裏の低い丘を見上げて、駈上がって行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...馴染みの踊子のアストラカンの裾を踏むようにして...
吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」
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