...彼は速に、遠馭長駕、江河の堤を決するが如き勢を以て京師に侵入せむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...やはり馭者の雄弁なぞは...
芥川龍之介 「上海游記」
...馭者は鞭を揮(ふる)へり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...市場におもむく街道の家畜馭者を見てみたまえ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...馭者は潔白な良心をもって両聖約書にかけて宣誓することでも出来た...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼の馭者はまるで敵軍に向って突撃するかのように馬車を駆った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...どこかの辻待ち馭者が鞭を一本くらわしたからだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...馭者も下りるらしい...
外村繁 「澪標」
...馬はそこで傴僂の馭者や主人に追い立てられて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...馭者は二人で、手綱をとって引き起こそうとした...
水野葉舟 「黄昏」
...人スミ(花嫁)楠一六(花婿)鈴村彦之丞(スミの父親)信太郎(放火犯容疑者)お若(信太郎の恋人)土方(流れ者)区長旅商人(呉服小間物屋)刑事ユリ(サーカスのダンサー)乗合馬車の馭者サーカスの楽士達...
三好十郎 「おスミの持参金」
...馭者(既に馬車の上にゐる)「おそいなあ区長さん! もう出るぜえ!」区長「やあ...
三好十郎 「おスミの持参金」
...童形の馭者そんならわたくしは難有(ありがた)いお使の積(つもり)で参ります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...」馭者は度々此様な事に逢うのか...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...この小仏越えには馭(ぎょ)しきれまいと思ったので...
吉川英治 「江戸三国志」
...最後に――トム公が跳んで降りたすがたを認めると、大胆なる馭者は、びしりッと置土産(おきみやげ)にひと鞭くれて、谷戸橋(やとばし)のたもとで、ぽんと、地上へからだを交わした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...馭(ぎょ)しやすしと見たように...
吉川英治 「松のや露八」
...「馭者だ!今朝我々を乗せてきた馭者を押(おさ)えてこい...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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