...黄色い毛並(けなみ)の馬は馬銜(はみ)をかんで繋(つな)がれてゐる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...馬銜(くつわ)の音が長い洞穴内に反響すると...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...――放恣で大胆な若者は黒馬(あを)に跨がり、腰に手を当てて、横かぶりにした帽子も勇ましく、駒を進めるのであるが、母は泣き泣きその後を慕つて、息子の鐙を掴み、馬銜に捉まり、取り縋つて、熱い涙を降りそそぐ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
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