...乳牛(にゅうぎゅう)はそれぞれ馬塞(ませ)にはいって...
伊藤左千夫 「箸」
...馬は人の近づいたのを見てがさ/\と敷き込んである落葉を踏みつけながらフヽフヽと懷しげに鼻を鳴らして馬塞(ませ)棒から首を出して吊つてある飼料(かひば)桶を鼻づらでがた/\と動かして居る...
長塚節 「芋掘り」
...貧乏(びんばふ)な百姓(ひやくしやう)には牛(うし)や馬(うま)が馬塞棒(ませぼう)で遮(さへぎ)られたやうな形(かたち)でなければならぬ...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...老樹の一部と肉桂の下部とそこに結つてある馬塞垣と肉桂の上に立つてる松と塀と門との空虚から見える桧葉との根方が明かに見える...
長塚節 「我が庭」
...其処(そこ)から又船に乗て仏蘭西(フランス)の馬塞耳(マルセイユ)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...馬塞耳から佛蘭西に行き...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...馬塞棒(ませぼう)の下を潜って...
夢野久作 「名君忠之」
...馬塞棒(ませぼう)を取払って...
夢野久作 「名君忠之」
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