...事務所には大きな「馬印」が置かれていた...
...その書類に「馬印」を入れて提出してください...
...この品質の「馬印」は信頼性があると評判です...
...「馬印」を活用することで、業務の効率化が図れます...
...彼は大事な書類に必ず「馬印」を押す習慣があると言われている...
...馬印(うまじるし)や旗指物(はたさしもの)がこゝに置いてあるところをみれば...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ただいま大谷吉隆が過ぎて行った馬印の後ろかげを合掌して伏し拝んでいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...先刻ご承知の千成瓢箪(せんなりびょうたん)の馬印(うまじるし)のような奇妙な顔...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...馬印揃や紋尽は寛永(かんえい)中からあったが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...兵は旗幟(きし)馬印(うまじるし)を護って陣列を作り...
吉川英治 「新書太閤記」
...戞々(かつかつ)と、石を蹴り、木の根を踏む馬蹄の音が、はや耳を打って来たかと思うと、馬印、旛(ばん)、旗さし物など、治部大輔(じぶのたゆう)今川義元の本軍は、見るまに、田楽狭間(でんがくはざま)の芝山と低地を、兵と馬と旗と幕(とばり)とで埋めてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお馬印(うまじるし)まで御主君より賜わったからには...
吉川英治 「新書太閤記」
...その麓(ふもと)から堤上数十町にわたる陣々も馬印と旗で埋められていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...大胆なる積極性をその馬印に掲げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...御馬印ノ瓢(フクベ)ヲ御詰カケナサレとあるを見ても...
吉川英治 「新書太閤記」
...拝領させて下さいまし」馬印を賜わりたい――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬印を守る者も、旗本たちも、勝家の馬をかこんで、一団に急いだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いやしくも、御馬印を伏せず、高々と持ち、まんまるとなって、続かれい」決死一団の血まみれ武者は、馬印を押し立てて笹波の中の敵へ向って進んで来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...このときまだ、羽柴方では、その首級が、柴田勝家ではなく、身代りに立った毛受勝助であったことを知らなかったので――勝家を討ったり!北ノ庄の首級を挙げたぞ!と、動揺(どよ)めき立ち、それと共に、敵の馬印、金御幣も、奪(と)った奪った、と揉み合うばかり喊呼(かんこ)してやまなかったが、ここで、困る問題は、毛受勝助の首を挙げた者は誰か? 馬印は誰の手に克(か)ち取ったものか?諸書すべて、異説紛々で、いっこう分らないことである...
吉川英治 「新書太閤記」
...同様に、馬印の方も、誰彼一致せず、蒲生(がもう)飛騨守の兵士長原孫右衛門が獲たという説もあり、なお一説には、稲葉八兵衛、伊沢吉介、古田八左衛門、古田加助、四人蒐(がか)りで、辛くも捕ったという伝えなどもあって、まったくどれを是(ぜ)としどれを非(ひ)とすべきか、拠(よ)るところに苦しむ...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の千瓢(せんぴょう)の馬印が望まれる...
吉川英治 「新書太閤記」
...千瓢(せんぴょう)の馬印(うまじるし)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...鍾馗(しょうき)のお馬印(うまじるし)が見えるわ! まさしく...
吉川英治 「新書太閤記」
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