...彼は太い柏の枝へ馬乗りに跨(また)がりながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...」葉子は馬乗りになって...
徳田秋声 「仮装人物」
...女の自転車と馬乗りとはその頃の流行なりしにや吉原品川楼(よしわらしながわろう)の抱(かかえ)が和鞍(わぐら)に乗りての遊山(ゆさん)また新橋芸者(しんばしげいしゃ)が自転車つらねて花見に出かけし噂なぞかしましき事ありけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...早くも米友が馬乗りに跨(また)がっているではありませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬乗りになる外はない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...じゃこうしていわせてやる」花の背を突いて俯伏せに突き倒すと、馬乗りになり、「花ちゃん、すまないが裸にするわよ」遠慮会釈もなく帯をとき始める...
久生十蘭 「魔都」
...馬乗りが上手ちゅうて...
火野葦平 「花と龍」
...今度は南北米の土人ほど荒馬乗りの上手はなしというほどその業に熟達し...
南方熊楠 「十二支考」
...馬乗りの方がむしろ一つの応用だったとも見られるのである...
柳田国男 「こども風土記」
...同じ馬乗りとはいっても...
柳田国男 「こども風土記」
...道の上に転がして馬乗りに乗っていたりするのを...
柳田國男 「日本の伝説」
...忍びだから常着に馬乗り袴(ばかま)で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...三平は馬乗りになった...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...その暇に屋敷は軽部を押し倒して馬乗りになってまた殴り続けた...
横光利一 「機械」
...「しめたぞ」と叫びながら馬乗りになり...
吉川英治 「江戸三国志」
...馬乗りに跨(またが)って...
吉川英治 「江戸三国志」
...玄徳のそばへ馬乗り寄せてきた者がある...
吉川英治 「三国志」
...馬乗り靴という扮装(いでたち)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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