例文・使い方一覧でみる「香椎」の意味

...天皇が筑紫の香椎の宮においでになつて熊曾の國を撃とうとなさいます時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶武田祐吉訳「古事記」

...お目出度う――」香椎六郎はこう言って剽軽（ひょうきん）なお辞儀をしました... お目出度う――」香椎六郎はこう言って剽軽なお辞儀をしましたの読み方
野村胡堂「天才兄妹」

...思い直した様子で弟香椎（かしい）六郎の顔を見ました... 思い直した様子で弟香椎六郎の顔を見ましたの読み方
野村胡堂「眠り人形」

...こんな人形はたいてい起すと大き過ぎるほど大きい眼をパッチリ見開くものだが――」香椎六郎も同じ疑を持っております...
野村胡堂「眠り人形」

...香椎六郎は六つかしい顔をして... 香椎六郎は六つかしい顔をしての読み方
野村胡堂「向日葵の眼」

...これだこれだ」香椎六郎は思わず飛上りました... これだこれだ」香椎六郎は思わず飛上りましたの読み方
野村胡堂「向日葵の眼」

...「こんな筈は無いが――」香椎六郎はこらえ兼ねて... 「こんな筈は無いが――」香椎六郎はこらえ兼ねての読み方
野村胡堂「向日葵の眼」

...香椎・宇佐の両社領より大友氏勃興せるがごとし... 香椎・宇佐の両社領より大友氏勃興せるがごとしの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...南は筑紫（つくし）の香椎（かしい）潟... 南は筑紫の香椎潟の読み方
柳田國男「地名の研究」

...香椎の踏切にかかったの... 香椎の踏切にかかったのの読み方
夢野久作「少女地獄」

...香椎の踏切には自動信号機が是非とも必要だなんて話合っていたわ...
夢野久作「少女地獄」

...軍隊を出ると体力に自信が出来たので九州に下って地所を買い（現在の香椎村）果樹園を営んだ... 軍隊を出ると体力に自信が出来たので九州に下って地所を買い果樹園を営んだの読み方
夢野久作「父杉山茂丸を語る」

...二十八日の当日は香椎の山の中で... 二十八日の当日は香椎の山の中での読み方
夢野久作「道成寺不見記」

...香椎ノ宮前に駒を降りて休息の折にとか」「まことか」「なんでいつわりを」「寂心（じゃくしん）殿！　どう思う」彼は色を変えて...
吉川英治「私本太平記」

...香椎（かしい）と筥崎（はこざき）ノ宮との間――多々羅（たたら）ヶ浜（はま）からあのあたりの広袤（こうぼう）でしかございませぬ」との... 香椎と筥崎ノ宮との間――多々羅ヶ浜からあのあたりの広袤でしかございませぬ」とのの読み方
吉川英治「私本太平記」

...そこを占（し）めてから休もうぞ」香椎（かしい）はすぐだった... そこを占めてから休もうぞ」香椎はすぐだったの読み方
吉川英治「私本太平記」

...香椎（かしひ）へ詣（まゐ）る... 香椎へ詣るの読み方
吉川英治「私本太平記」

...ちはや振る香椎の宮の杉の葉をふたたびかざす我が君ぞ　君熊野詣（くまのもう）でには...
吉川英治「私本太平記」

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