...女の隙を見て首根っこをおさえつけ...
大坪砂男 「浴槽」
...相手の細っこい首根っこを両指につまみあげようとして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...首根っこへ近いところへ二本ずつ打ち込む...
谷譲次 「踊る地平線」
...首根っこがずきずきする...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...兵馬の首根っこにぶらさがって...
中里介山 「大菩薩峠」
...老女砧の首根っこを掴むようにして...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そのまま女の首根っこを掴んで家へ入ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――身分のある相手の首根っこを掴んで五百何十両と吐き出させたとしたらどうだ――解ったッ」「親分」「解った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...用人か家老の首根っこを押えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃げ支度をしていましたよ」八五郎は番頭の又六の首根っこを掴(つか)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――御新造のお通さんには随分言い度いこともあるが」ジタバタする首根っこをつかまえて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつの首根っこを捕えて引ずって来る」早坂勇...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...首根っこのたんこぶがスッと引いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...隠居の首根っこに食い下って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...商人に首根っこを押えられる危険がある」と言った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは死や運命の首根っこをもおさえ得たほどの男であったのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...来いッちゅうに」トム公の首根っこを抱き締めて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...それでも」じゃれる黒の首根っこを膝へ寄せて...
吉川英治 「親鸞」
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