...鼠が首を長くして...
泉鏡花 「歌行燈」
...長吉が約束の場所で首を長くして待っているにも拘わらず...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...シャアとジャヴェリとは今に太子がお戻りになるか今に大使館から知らせが来ようかと首を長くして待っていたのであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...首を長くして待ち受けていました...
豊島与志雄 「夢の卵」
...十六自分は首を長くしてHさんの消息を待った...
夏目漱石 「行人」
...ソオルは溜間(ロビー)の一隅で首を長くしてゐた...
南部修太郎 「死の接吻」
...首を長くして待つてゐなさる――」ガラツ八にさうまで言はれると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...首を長くして待っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...依頼原稿は首を長くして待ちわびているが...
森下雨村 「三十六年前」
...将軍家でも首を長くして待ちあぐねているところであります...
吉川英治 「江戸三国志」
...成都の同志は首を長くしてあなたの兵馬を待っているものを...
吉川英治 「三国志」
...関平以下五百の将士は首を長くして...
吉川英治 「三国志」
...首を長くしているのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...物陰で首を長くしていたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……で、留守隊一同、首を長くして、お待ちしていたわけなんで」「なに、張横、阮(げん)小七のふたりが敵にいけどられたと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...稲田の弟子どもは、首を長くして、待っている様子であった」「では否(いや)おうなく、笠間新治(かさまにいばり)かけて、この剣(つるぎ)の関所は通らねばならぬはずだな」「陽あしの様子――追ッつけ間もあるまい、そろそろ、手(て)わけにかかろうか」「待て待て、柿岡の説教場へも、こっちの密偵が行っている、何か報(し)らせてくるだろう」と、弁円は、刻一刻と、血相に殺気をたたえてきて、「甲賀坊、矢頃(やごろ)の所へ逆茂木(さかもぎ)は」「抜かりはございませぬ...
吉川英治 「親鸞」
...首を長くして待っているに違いない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...待っていろ」翌日は――と首を長くしていたが...
吉川英治 「無宿人国記」
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