...晩餐が報ぜられて間もなくわたし達の着いた饗應の室は樫材で造られてゐて...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...ベルサガアルとクレオパトラの饗宴に行はれた罪悪が又犯されたと云ふものぢや...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...所謂支那料理を饗応(きょうおう)された事がありますが...
太宰治 「惜別」
...其中庵稀有の饗宴がはじまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...庵の饗宴らしい団欒である...
種田山頭火 「松山日記」
...家人餅を燒きて饗せらる...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...来客の接待饗応(もてなし)...
福沢諭吉 「女大学評論」
...其処(そこ)にて種々の饗応(きょうおう)あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼はあらゆる主立った人物を厳粛な饗宴に招き...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...饗応に相判などはなかった...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...それが畢(をは)つてから饗應して還(かへ)す例になつてゐた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...恋愛の論ぜられているプラトンの『饗宴』の註釈を著わし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...神や祖霊とともにすべての家族が相(あい)饗することであり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...揚屋茶屋で饗応し...
山本周五郎 「花も刀も」
...「太師には、昨夜、よほどお寝みがおそかったとみえますな」「ええ、王允の邸へ、饗宴に招かれて、だいぶごきげんでお帰りでしたからね」「非常な美姫(びき)をお伴(つ)れになったそうですな」「や、将軍もそれを、もうご存じですか」「ムム、王允の家の貂蝉(ちょうせん)といえば有名な美人だから」「それですよ、太師のお目ざめが遅いわけは...
吉川英治 「三国志」
...茶と点心(てんしん)の饗(きょう)をうけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...世上一般の饗宴にもまま例のあることである...
吉川英治 「新書太閤記」
...門前を通りすがりの客へ茶一つの饗応をするのが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??