...この虫の世界のバッカスの饗宴を見ているうちに...
寺田寅彦 「柿の種」
...この杏仁水の饗応(きょうおう)がはなはだオリジナルであり...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...また宿老に*饗宴を君具ふるを善しとせむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」その一晩の饗宴(きょうえん)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...啓吉はいまでも饗庭芳子の振袖姿を思い出すのだ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...武射饗三および打竹をも進上する...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...粗末な饗応(もてなし)ではすまされないような気がするのだった...
久生十蘭 「地底獣国」
...或(あるい)は名ある人の家に晩餐(ばんさん)の饗応(きょうおう)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...貝原益軒の『大和本草』に『仙覚抄(せんがくしょう)』を引いて「浜ユフハ芭蕉ニ似テチイサキ草也茎ノ幾重トモナクカサナリタル也ヘギテ見レバ白クテ紙ナドノヤウニヘダテアルナリ大臣ノ大饗ナドニハ鳥ノ別足ツヽマンレウニ三熊野浦ヨリシテノボラルヽトイヘリ」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ついて来た人々に水飯(すいはん)が饗応(きょうおう)され...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...珍しい酒食の饗応(きょうおう)や...
山本周五郎 「山彦乙女」
...西田さんから昼食の饗を受けるのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ご饗応(きょうおう)はおあずけとしておこう...
吉川英治 「三国志」
...茶亭で午(ひる)の饗宴がすむと...
吉川英治 「新書太閤記」
...饗膳(きょうぜん)の美をつくし...
吉川英治 「新書太閤記」
...饗応役(きょうおうやく)ではござらぬか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...神楽は、夜神楽、朝神楽と、三日間というもの、たえまなく奏されていたが、特に、大饗楽となると、土俗的な俚謡(さとうた)や、土地(ところ)の土民舞なども、演じられて、早くも、酔狂な将兵たちが、各扮装をこらして舞殿(ぶでん)にあがり、将門を始め、帷幕の諸将の喝采をあびていた...
吉川英治 「平の将門」
...猪鼻台(いのはなだい)の館の饗宴に臨んだ時...
吉川英治 「源頼朝」
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