...フランシスは例にも増して盛大な饗宴を開いてその諸友を招いた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...饗庭篁村らと落合ひ...
心猿 「露伴忌」
...出来上るを以て、餅をつき霊前に供し、一同に饗したり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...百取の机代の物を具えて御饗(ミアエ)して...
高木敏雄 「比較神話学」
...「お葉ちゃん何か御饗応(ごちそう)になるの」「私...
田中貢太郎 「文妖伝」
...三日にわたった饗宴(きょうえん)に金を惜しまなかった張り込み方を考えても...
徳田秋声 「仮装人物」
...人を饗するのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...饗宴の室に一時に防音装置をしたような……顔の紅や白粉を俄に洗い落したような……笑ってる最中に歯が一枚ぬけ落ちたようなものである...
豊島与志雄 「女人禁制」
...彼女が代理として饗応(もてなし)の席に出たら...
夏目漱石 「行人」
...饗宴(きょうえん)の席から除(の)け者にされたモーツァルトが雇人達(やといにんたち)と一緒に食事をさせられて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...看経(かんきん)も済み饗応もまた了(おわ)り...
宮崎湖処子 「空屋」
...亦饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの所蔵の中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...神辺に伴ひ帰つて饗応し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...客に卓子(しつぼく)料理を饗した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...** プラトン『饗宴』(a)要するに我々が普通に友とか友愛とか呼んでいるものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...女賊風情の饗応を受け候上(そうろううえ)は...
夢野久作 「斬られたさに」
...小沛と徐州がおれの饗膳(きょうぜん)へ上るとすれば...
吉川英治 「三国志」
...安土の城中はいま饗宴第一夜の歓語談笑に華やいでいる頃であろう...
吉川英治 「新書太閤記」
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