...昼飯はヌキにして酒一杯と饅頭五つ...
種田山頭火 「其中日記」
...健が持つてきてくれた饅頭もうまかつたがカステイラもおいしいなあ(ぬけさうな歯が少々邪魔になる)...
種田山頭火 「其中日記」
...饅頭三つ!酒が飲めなくなつて菓子がうまくなる...
種田山頭火 「其中日記」
...ポストまで出かけたついでに――労研饅頭一包――十銭胡瓜一本――十銭“一事一心”┌鬼………神┐芸術の┤ ├作家の生活└芸………道┘七月廿三日晴...
種田山頭火 「松山日記」
...乳捨てに出れば朧の月夜かな饅頭の数ほどもなき命かなと言ふのがあつた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...表門から、往来へ出ると、雨合羽、饅頭笠の人々が、急ぎ足に行き通っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...町を少し行くと饅頭屋...
中里介山 「大菩薩峠」
...庭に手ずから築いた土饅頭(どまんじゅう)を指して...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は行きつけの菓子屋へ寄って饅頭(まんじゅう)を買いました...
夏目漱石 「行人」
...砂のついた饅頭をぱくつくところを見ると...
夏目漱石 「坑夫」
...饅頭を入れた丼と見たのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...豫(かね)て用意した石見銀山の鼠捕りを饅頭(まんぢゆう)か何んかに入れ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは御供への饅頭の如きものだと...
林芙美子 「愛する人達」
...何かの紙を下敷にして肉饅頭(ピロシュキ)を焼いてござるのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あれが饅頭(まんじゅう)売りの武大(ぶだ)ッていう薄野呂(うすのろ)のおかみさんじゃござんせぬか」「ひぇっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...饅頭笠(まんじゅうがさ)を持ったまま広い空地へさまよいだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...宗因饅頭(まんじゅう)の女房と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...先づ饅頭笠にて汚水を酌(く)み出(いだ)し...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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