...仲間から貰ったたくさんの餞別品をとりだして喜んだり笑ったりした...
海野十三 「火星探険」
...周の弟が餞別(せんべつ)しようと思っていってみると...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...懸案になっている井谷への餞別(せんべつ)の品を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夜は餞別のゲルトを飲みつくした...
種田山頭火 「行乞記」
...入営に餞別(せんべつ)でも貰った家へは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...餞別を集めるつもりで...
直木三十五 「南国太平記」
...左手で植田丹後守から餞別(せんべつ)に貰った月山(がっさん)の一刀を引き寄せる...
中里介山 「大菩薩峠」
...尤(もっと)も十二年前に洋行するとき親戚のものが餞別(せんべつ)として一本呉(く)れたが...
夏目漱石 「余と万年筆」
...時として実隆の方から旅行の餞別に出したこともあるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...御別れに美しい虹の様な支那の織物の餞を受けた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...妻が寅彦の所へ餞別をもつて行く...
宮本百合子 「含蓄ある歳月」
...餞別にそれをお千代ちゃんにやった...
宮本百合子 「毛の指環」
...稲ちゃん其々からお餞別貰って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのほかの旅の用具もりっぱな物をそろえた餞別(せんべつ)が源氏から贈られて来ても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...嚢掃空餞臘来...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...観其餞辛島伯彜還西肥之作...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...酒を飲ませたり餞別(せんべつ)をくれたりだから...
吉川英治 「新・水滸伝」
...思い思いな餞別物(せんべつもの)も...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??