...家毎から御餞別を貰つて...
石川啄木 「天鵞絨」
...「哥太寛(こたいかん)も餞別(せんべつ)しました...
泉鏡花 「印度更紗」
...巴里の下町の隣人たちが餞別(せんべつ)にくれたコティの髪油である...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...六百六十三圓六十餞也...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...少し纏(まとま)った餞別(せんべつ)を呉(く)れたりしました...
江戸川乱歩 「双生児」
...餞別(せんべつ)だけで二百円ばかり...
田中英光 「オリンポスの果実」
...何も餞別に贈るものがない...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...そんならと言っていくらかの餞別(せんべつ)までくれました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さゝやかな祝ひの餞別(せんべつ)でもあつた...
林芙美子 「浮雲」
...蘭軒の姉は彼餞以外に別に何物をか茶山に贈つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...餞別(せんべつ)として詩歌(しいか)を贈られ候(そろ)人々は烏丸大納言資慶(からすまるだいなごんすけよし)卿...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...餞別をくれたりして見送ってくれた連中が...
柳田国男 「故郷七十年」
...……もっといいお餞別(せんべつ)をしたいんだけど...
山本周五郎 「雨あがる」
...この一言(いちごん)を餞別に伝えてくりゃれ」「へへッ...
吉川英治 「剣難女難」
...お心こめたお餞別(はなむけ)でございます」「忝けない...
吉川英治 「剣難女難」
...彼のために餞行(せんこう)の宴(えん)を盛んにした...
吉川英治 「三国志」
...莫大な金銀を餞別(はなむけ)に贈り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その禅尼から餞別(せんべつ)にもらった...
吉川英治 「源頼朝」
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