...怖る/\種々の光る立派な道具を飾り立てた店に行つて...
石川啄木 「天鵞絨」
...その中で沼南夫人は百舌(もず)や鴉(からす)の中のインコのように美しく飾り立てて脂粉と色彩の空気を漂わしていた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...その家をりつぱに飾り立て...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...けばけばしく飾り立てた酒場や...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...親父は私が店の真ん中に一段高く飾り立てた蒲団を眺め眺め...
橘外男 「蒲団」
...うわべばかり飾り立てて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...六ペンスにしては好く見えるリボンで華やかに飾り立てて出て来た...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...その頂辺には聖降誕祭の柊を突き刺して飾り立てた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ボブ・クラチットの肱の傍には家中の硝子器と云う硝子器が飾り立てられた――すなわち水飲みのコップ二個と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...一概に場末(ばすえ)ものとして馬鹿にできないような品が綺麗(きれい)に飾り立てられていた...
夏目漱石 「明暗」
...いやに飾り立てた法服をまとって絵端書を手に持って其処に立っていた...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...主人の霊前などとは比較にもならぬほど賑やかに飾り立て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飾り立てることを好む...
三木清 「人生論ノート」
...飾り立てることを好む...
三木清 「人生論ノート」
...飾り立てでもしなければ...
三好十郎 「好日」
...絵にかいた何かの姫君というようにきれいに飾り立てられていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人間の場合と同じようにツマからワサビまでつけ飾り立てて持ってくる...
村松梢風 「猫料理」
...人格なぞいう様々なリボンやレッテルで飾り立てて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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