...逞ましい枝振の羽根飾(はねかざり)をした遊苑に...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「石工」
...此人は衣装(なり)も粧(つく)らず外見(みえ)も飾らず極(ごく)朴実律義で...
内田魯庵 「犬物語」
...客間の装飾としても用いられるようになった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あやふやな装飾の観念を捨てたらよい...
太宰治 「風の便り」
...實に唇飾は耳輪よりも不便にして着け惡き物たるに相違無し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...室の装飾としては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ネーは一馬を借りてその上に飛び乗り、帽子もなく、えり飾りもなく、剣もなく、ブラッセルからの道路をさえぎって、イギリス軍とフランス軍とを同時に食い止めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...箪笥の上に人形や玩具を飾り立てたり...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「虚仮というのは事更に飾る手合いをいうのである...
中里介山 「法然行伝」
...それが此の部屋のたった一つの飾りであった...
中島敦 「プウルの傍で」
...真実と虚飾とを篩ひ分ける感情基底を失はずしてあることが既に問題なのである...
中原中也 「感情喪失時代」
...モスクワの別邸をば最新の流行様式に飾りたて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...眞珠の頸飾りをつけた貴婦人を描いたものだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...新しく塗装され、飾り立て、派手な色彩だが、芸術的とまでは言えない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...皆脂粉を傅(つ)け盛んに粧飾し...
南方熊楠 「十二支考」
...世間の飾りだとか人の眼をたのしませるなんて...
山本周五郎 「寒橋」
...客室には広重や其他(そのた)日本の版画が飾られてあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...(――すべてこれ仏陀(ぶっだ)のわれに飾りたもう七宝珠玉(しっぽうしゅぎょく))と...
吉川英治 「親鸞」
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