...飽くことを知らない暴慢と残虐とが蔓(はび)こる...
大杉栄 「奴隷根性論」
...この貪って飽くことを知らない穴が...
豊島与志雄 「蠱惑」
...手におえないほど率直で飽くことを知らないこの天使も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...飽くことを知らない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...亥刻半(よつはん)(十一時)にはさすがに飽くことを知らない歡樂の追及者達も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一切の強欲の軋轢の苦役から放免せられてゐる山々一寸きざみに山へ登りつめる廣い天と地鋭利な知能を必要とはしない自然老境にはいつた都會を見捨てゝ柔い山ふところに登りつめる私私はその樂しみの飽くことを知らない...
林芙美子 「屋久島紀行」
...斯ういふ風に一つの歌に一つの新味が盛られて居て飽くことを知らないのが作者の境界で珍重すべき限りである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...暑い夏の日に読んでもちょっと飽くことを知らない書物である...
平林初之輔 「ウイツテ伯回想記その他」
...飽くことを知らない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...――詩人の飽くことを知らない自然探究の心は...
堀辰雄 「ゲエテの「冬のハルツに旅す」」
...そのまつわりつく壁を腐らせる・柔弱な飽くことを知らない・愛情ともちがうのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...飽くことを知らない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何時(いつ)も飽くことを知らないのはジユラン・リユイル氏の本邸へ印象派諸大家(たいけ)の絵を観に行(ゆ)くのと...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...慾には飽くことを知らないのが人間だ...
吉川英治 「三国志」
...眺め飽くことを知らない態であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...生きるに飽くことを知らない人だった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...飽くことを知らないふうであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...飽くことを知らない胃ぶくろが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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