...飽きもせず眺め暮したことであります...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...また夕方凾(ケース)へしまい込むという同じ動作を飽きもせず秘書は器械のように繰り返しているのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それでもよく飽きもせずに...
徳田秋声 「爛」
...飽きもせずに意地悪をやりだすのだった――ある日...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...半日でも子供を抱き続けて飽きもせず...
豊島与志雄 「理想の女」
...太一は此を近來の役目のやうにして飽きもせずにやつて居る...
長塚節 「芋掘り」
...よう飽きもせずに降るの」と独(ひと)り言(ごと)のように言いながら...
夏目漱石 「一夜」
...この十年間飽きもせずに押し廻っている典型的なお大尽です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飽きもせずに眺めてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...飽きもせずに寄席の話ばかりしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...また飽きもせず繰り返してはしゃぎ立てると...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...千々子さまは、飽きもせずに、毎日、根気よく電話で誘いかける...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...飽きもせず彼等は私の部屋に碌々とし続けた...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...飽きもせずうっとりとその人形を眺めやった...
山川方夫 「菊」
...かういふ該博な學識のなかであんなふうによく飽きもせず天壽をまつてをられたものだと...
吉川英治 「折々の記」
...ここから世のうつり変りを飽きもせず眺め暮らす...
吉川英治 「私本太平記」
...「よくも飽きもせず...
吉川英治 「宮本武蔵」
...飽きもせず遊んでいた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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