例文・使い方一覧でみる「飽き」の意味


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...飽きるような事はなかろうと思う...   飽きるような事はなかろうと思うの読み方
芥川龍之介 「兄貴のような心持」

...観察も思想もないあくがれ小説がそういつまで人に飽きられずにいることができよう...   観察も思想もないあくがれ小説がそういつまで人に飽きられずにいることができようの読み方
田山花袋 「少女病」

...かうして油繪の出來て行く道筋を飽きずにおしまひまで見屆けようとして居るのかと思つても見た...   かうして油繪の出來て行く道筋を飽きずにおしまひまで見屆けようとして居るのかと思つても見たの読み方
寺田寅彦 「寫生紀行」

...寝飽きたような腫(は)れぼッたい顔をして...   寝飽きたような腫れぼッたい顔をしての読み方
徳田秋声 「足迹」

...女房たらしも飽きて...   女房たらしも飽きての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...麩(ふ)に飽きた金魚のように口をモグモグさせながらも...   麩に飽きた金魚のように口をモグモグさせながらもの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...――江戸も飽きたから大坂へ行ってみたい――と...   ――江戸も飽きたから大坂へ行ってみたい――との読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...その後賣女に飽きたものか...   その後賣女に飽きたものかの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...もうとっくに見飽きているのか...   もうとっくに見飽きているのかの読み方
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」

...千々子さまは、飽きもせずに、毎日、根気よく電話で誘いかける...   千々子さまは、飽きもせずに、毎日、根気よく電話で誘いかけるの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...スープが要るだろ?」「スープは飽きたからいらん...   スープが要るだろ?」「スープは飽きたからいらんの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」

...汽車ごつこをすること――一通りの遊びに私達は飽きてゐた...   汽車ごつこをすること――一通りの遊びに私達は飽きてゐたの読み方
牧野信一 「毒気」

...すぐに人に逢ってこれだけの言葉もみずから発しなければならぬものと思うようになったかと考えるとこの人を飽き足らぬものに薫は思われた...   すぐに人に逢ってこれだけの言葉もみずから発しなければならぬものと思うようになったかと考えるとこの人を飽き足らぬものに薫は思われたの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...「こんな暮しは御免だ、飽き飽きした、……おふくろはいつもそう云ってた、満足に食いてえ物も食えねえ、着てえ物も着られねえ、おまえさんなんかと一緒になるンじゃアなかった、……こいつを口癖のように云った、いつも頭が痛え、腰が痛え、眩暈(めまい)がする腹がやめる、疲れて起きられねえから、おまえさん起きて釜の下を焚きつけて呉れ、……そして、そのくせ夜中になれば、父をそっと寝かしたこたアねえ、むりむてえかかってくんだ、否も応もねえ、むりむてえ、文句なしなんだ、……たまには父もいやだでとおすことがあった、誰にだって、どんなに強くったって、そこは男は女たア違う、どういきんでもいきみきれねえ時があらア、……知れたこッたが無事にゃアおさまらねえ、おれの口じゃア云えねえような悪態だ、帝釈(たいしゃく)様も耳を押えたくなるような悪態の始まりだ」「女はつまらねえもんだ、まるで下女下男みてえだ、……これがおふくろのもう一つの口癖だった」彼はひと口飲んで続けた、「男は外で勝手な事をする、ちっとばかりの稼ぎで酒も飲む、隠れて悪遊びもするが、女は家にひっこんでぼろの縫い繕い、煮炊き洗濯、子供の世話から暮しの心配から、いやな事はみんな女の役だ、下女下男なら給銀てえものがあるが、女房にゃアそれもねえ、働きどおし働いて、これッぽちも楽しい思いをしねえで、亭主にこき使われ、牛馬のように一生を終ッちまう、これが女の一生だ、……ああ、……だがおらあ知ってるんだ、おらあ、……この眼で見て、この耳で聞いて知ッてるんだ、おふくろは父が稼ぎに出るとのこのこ起きだして来る、父の炊いてった飯を食う、それから近所の嬶たちを呼ぶか、こっちから押掛けるかして、十文が菓子を買ってがぶがぶ茶を飲みながら、……緞帳(どんちょう)芝居の役者評判か色噺(ばなし)か、近所合壁(がっぺき)の悪口が始まる、……恥も外聞もねえような、男も顔が赤くなるような下劣なことを饒舌って、げらげら笑って、しめえにゃアてんでんが、てめえの亭主を裸にするようなことをぬかしゃアがる、……嘘アつかねえ、おらあこの眼で見た、この耳で聞いた、おらあちゃんと知ってるんだ」「父はいい人間だった」ひと息いれて松は話し継いだ、「――おふくろになんと云われても、決して口答えはしなかった、……済まねえ、おれに甲斐性(かいしょう)がなくッて申し訳がねえ、もうちっとだから辛抱して呉んねえ、……だが旦那、父だって人間だ、一寸じゃねえかもしれねえ、五分ぐれえかもしれねえが、五分の虫にだって二分五厘の魂はあらア、たまにゃあむしゃくしゃして肚(はら)も立つだろう、やけくそなような気持にだってなるこたアあらア、……稼いでも稼いでも、正直一方でこすい事が出来ねえ、いつも下積みでうだつがあがらねえ、女ア知らねえから外で勝手なまねをしていると思ってる...   「こんな暮しは御免だ、飽き飽きした、……おふくろはいつもそう云ってた、満足に食いてえ物も食えねえ、着てえ物も着られねえ、おまえさんなんかと一緒になるンじゃアなかった、……こいつを口癖のように云った、いつも頭が痛え、腰が痛え、眩暈がする腹がやめる、疲れて起きられねえから、おまえさん起きて釜の下を焚きつけて呉れ、……そして、そのくせ夜中になれば、父をそっと寝かしたこたアねえ、むりむてえかかってくんだ、否も応もねえ、むりむてえ、文句なしなんだ、……たまには父もいやだでとおすことがあった、誰にだって、どんなに強くったって、そこは男は女たア違う、どういきんでもいきみきれねえ時があらア、……知れたこッたが無事にゃアおさまらねえ、おれの口じゃア云えねえような悪態だ、帝釈様も耳を押えたくなるような悪態の始まりだ」「女はつまらねえもんだ、まるで下女下男みてえだ、……これがおふくろのもう一つの口癖だった」彼はひと口飲んで続けた、「男は外で勝手な事をする、ちっとばかりの稼ぎで酒も飲む、隠れて悪遊びもするが、女は家にひっこんでぼろの縫い繕い、煮炊き洗濯、子供の世話から暮しの心配から、いやな事はみんな女の役だ、下女下男なら給銀てえものがあるが、女房にゃアそれもねえ、働きどおし働いて、これッぽちも楽しい思いをしねえで、亭主にこき使われ、牛馬のように一生を終ッちまう、これが女の一生だ、……ああ、……だがおらあ知ってるんだ、おらあ、……この眼で見て、この耳で聞いて知ッてるんだ、おふくろは父が稼ぎに出るとのこのこ起きだして来る、父の炊いてった飯を食う、それから近所の嬶たちを呼ぶか、こっちから押掛けるかして、十文が菓子を買ってがぶがぶ茶を飲みながら、……緞帳芝居の役者評判か色噺か、近所合壁の悪口が始まる、……恥も外聞もねえような、男も顔が赤くなるような下劣なことを饒舌って、げらげら笑って、しめえにゃアてんでんが、てめえの亭主を裸にするようなことをぬかしゃアがる、……嘘アつかねえ、おらあこの眼で見た、この耳で聞いた、おらあちゃんと知ってるんだ」「父はいい人間だった」ひと息いれて松は話し継いだ、「――おふくろになんと云われても、決して口答えはしなかった、……済まねえ、おれに甲斐性がなくッて申し訳がねえ、もうちっとだから辛抱して呉んねえ、……だが旦那、父だって人間だ、一寸じゃねえかもしれねえ、五分ぐれえかもしれねえが、五分の虫にだって二分五厘の魂はあらア、たまにゃあむしゃくしゃして肚も立つだろう、やけくそなような気持にだってなるこたアあらア、……稼いでも稼いでも、正直一方でこすい事が出来ねえ、いつも下積みでうだつがあがらねえ、女ア知らねえから外で勝手なまねをしていると思ってるの読み方
山本周五郎 「嘘アつかねえ」

...それこそ飽き飽きするほどのろのろと...   それこそ飽き飽きするほどのろのろとの読み方
山本周五郎 「柳橋物語」

...舟に飽きるのがふつうだが...   舟に飽きるのがふつうだがの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...宿屋の飯にも飽きたから...   宿屋の飯にも飽きたからの読み方
吉川英治 「治郎吉格子」

...――飽きも飽かれもせぬ妻を捨て...   ――飽きも飽かれもせぬ妻を捨ての読み方
吉川英治 「山浦清麿」

「飽き」の読みかた

「飽き」の書き方・書き順

いろんなフォントで「飽き」

「飽き」の英語の意味


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