...どうか又熊掌(ゆうしょう)にさえ飽き足りる程...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...彼等は鬼ごっこにも飽きたと見えて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...現在の空虚な教(おしえ)に飽きたらないで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...読書にも飽き、思索にも飽きて来ると、ひとりでに頭が妄想に向う...
大杉栄 「続獄中記」
...飽きやしないか』と云う気がするに違いない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...また非常に飽きっぽい質(たち)で...
谷崎潤一郎 「幇間」
...飽きることを知らない農村の子女が...
戸坂潤 「読書法」
...二卯(う)の年に生れて九星四緑(きゅうせいしろく)に当るものは浮気にて飽きやすき性(しょう)なりといへり...
永井荷風 「桑中喜語」
...ところが真名古はそれでも飽き足らずに...
久生十蘭 「魔都」
...しかしもう飽きた...
三好十郎 「冒した者」
...飽きるほど示されています...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...甘い・むさぼるような・飽きることなき・接吻は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しまいに人々は生きることに疲れ飽きてしまうから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...飽きもせずに繰り返していたものである...
夢野久作 「暗黒公使」
...あれこれほとほと上菓子には飽きてきて...
吉川英治 「舌のすさび」
...堀川、六条、紅梅ノ辻子(つじ)、そのほか方々の妓家(ちゃや)からよび集められた一流の遊君たちが、ここをうずめていたばかりでなく、脂粉(しふん)の園(その)は狼藉(ろうぜき)をきわめ、酒に飽き、戯(ざ)れ口(ぐち)に飽き、芸づくしに飽き、やがては、「賭(か)けよう...
吉川英治 「私本太平記」
...それに飽き足らない主君の顔つきとが...
吉川英治 「新書太閤記」
...遊び飽きない姫や公達輩(きんだちばら)も...
吉川英治 「源頼朝」
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