...おれはもう支那には飽き厭(あ)きしてしまった...
芥川龍之介 「長江游記」
...A よく自分に飽きないね...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...近頃所蔵の骨董物(こつとうもの)につくづく飽きが来て...
薄田泣菫 「茶話」
...(※五)朝野はまたしても私のことを「鯛(たい)に食い飽きて鰯(いわし)を食おうとしている男」と言った...
高見順 「如何なる星の下に」
...また構造物の模型実験が従来はいわゆる力学的相似にかまわず行われているのに飽き足らず...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...胸の悪くなるほど飽きあきした決まり文句...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...」「いや実際東京に飽きるということはありませんよ...
豊島与志雄 「過渡人」
...二人の生活は飽き飽きしていたのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを一通り見た頃にはもう飽き飽きしてゐたのである...
中原中也 「よもやまの話」
...もうとうに己れの愚を笑ふことには飽きてゐた...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...熱中の度が強いだけに飽きたとなると未練がない...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...飽きるとゴロリ横になツて...
三島霜川 「昔の女」
...夢の中でももう少しお話をすればよかったと飽き足らぬ気のする源氏は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おのれの住家の中に――飽き飽きしながらもその影を除くことのできないようにして座っているではないか――よく考えて見てもそんな人間に知り合いはないが...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...飽きずにくふうし続けた...
山本周五郎 「風流太平記」
...三太郎君は勉強に飽きて裏庭に出ました...
夢野久作 「卵」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...時鳥(ほととぎす)にも耳飽きて...
吉川英治 「剣難女難」
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