...若いころの名誉心は飽くことを知らぬものである...
太宰治 「猿面冠者」
...そこで、当面の問題へ帰るとして、第二のあなたは、ムッソリニに会ったら、政治哲学上の議論などを吹っかけることは極度に排斥して、飽くまでも、亜米利加(アメリカ)産の訪問記者手法で往こうとしているでしょう...
谷譲次 「踊る地平線」
...皆一齊に飽き足りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...なおそれにも飽き足らでや...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...大隈伯の屡々失敗して飽くまで其の自信を枉げざるは猶ほ献身的宗教家の如し故に伊藤侯は得意の日に驕色あり大隈伯は得失を以て喜憂せず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...けれども彼はもう一歩進んで飽迄其真相を研究する程の権利を有(も)つてゐないことを自覚してゐる...
夏目漱石 「それから」
...他者の侵略に對し飽くまでも自己を防衞し...
波多野精一 「時と永遠」
...飽くまでも競争しよう...
平林初之輔 「人造人間」
...それを飽かずに眺めている...
堀辰雄 「菜穂子」
...おもてだけは飽くまでも巌丈な具足をよろうてゐなければならぬのだ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...ませた口調で述べ立てながら飽くまでも相手をもどかしがらせた...
牧野信一 「毒気」
...飽くことなく自己自身を意欲する力である...
三木清 「歴史哲學」
...私は飽かず彼等に眺め入つた...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...熊本県飽託(ほうたく)郡島崎村)この通り...
柳田國男 「日本の伝説」
...唯じゃアおかねえ」それを飽きずに繰り返した...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...飽くまでもお情にすがって...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...宇宙間無上の芸術ででもあるかのように飽かず飽かず眺めまわしつつ...
夢野久作 「鉄鎚」
...飽くことなく質問を続けた...
和辻哲郎 「鎖国」
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