...吾人をして僅に自信を保たしむる者は實に此飴細工の加藤清正である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...大風が俄に起って、火の柱は巻き上ってうなり、青や色々な石は一様に赤くなり、飴のように、裂目に流れ込んだが、それは一条の不滅の電(いなずま)のようである...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...飴を賣る二人の朝鮮人と相前後す...
大町桂月 「白河の七日」
...大尉 (ヤアフネンコへ)飴屋というのはこいつらか...
林不忘 「安重根」
...飴――なか/\の御馳走だ...
種田山頭火 「其中日記」
...一匹の飴色(あめいろ)の小牛を追うて出て来た...
寺田寅彦 「写生紀行」
...遠くの方から飴売(あめうり)の朝鮮笛(ちょうせんぶえ)が響き出した...
永井荷風 「すみだ川」
...飴の前へ鼻を出して...
夏目漱石 「それから」
...母が飴売りに出て生活(くらし)ているのだと直ぐわかる)お蔦(三十三...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...汁粉の色が飴色(あめいろ)をしてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...ニチャニチャと飴を食ってるような弁で...
二葉亭四迷 「平凡」
...盗跖(とうせき)は飴(あめ)を以て鑰(かぎ)を開くの例で...
南方熊楠 「十二支考」
...文学やその他の学問はまるで飴のように扱う人々の手でひねくられてしまいますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その親爺は秋葉(あきは)の原に飴細工(あめざいく)の床店(とこみせ)を出していると云う事などを知った...
森鴎外 「雁」
...末造は飴屋のお玉さんの事を忘れていたのに...
森鴎外 「雁」
...黒の線描(せんがき)に緑や飴(あめ)色を差します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...飴売に化けてこっちへ流れて来ましたが...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...飴(あめ)売りの王矮虎(わいこ)だの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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