...お酒の飲代は誰が出すの?...
...村の飲代(のみしろ)に植木屋に売られ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...貸本の筆耕をして飲代(のみしろ)にありついているのもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...けだもの茶屋の飲代(のみしろ)ぐらいは...
中里介山 「大菩薩峠」
...飲代(のみしろ)でも稼ごうという代物であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...飲代(のみしろ)にでもありつこうとする代物(しろもの)のことだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の飲代(のみしろ)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...無頼漢が飲代(のみしろ)を借りに来たのを役者が貸さなかったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一生飲代(のみしろ)にも困るとなると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飲代もなくなってしまい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その当時ソロチンツイの定期市に酒場を出してゐた猶太人のとこへ飲代(のみしろ)の抵当(かた)におくやうな羽目になつただよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...また畑から飲代をしぼり出して……か...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...「お前に働かせてゐる俺達の好意が――却つて俺達の飲代になつてしまふんで...
牧野信一 「サクラの花びら」
...飲代を得るために何かと身まはりのものなどを携へて町の質店へ赴かうとするのを発見すると...
牧野信一 「バラルダ物語」
...飲代を工面するためにドリアンを抵当にしたさうぢやないか! とか...
牧野信一 「武者窓日記」
...何は兎もあれ僕はこれで一先づ魔宴の飲代を返済したとばかりに...
牧野信一 「ユリイカ・独言」
...みんな人夫頭の飲代になるんですよ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索