...あの飲んだくれの胡麻の蠅に...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...飲んだくれ本性たがわずということを知らんな...
有島武郎 「星座」
...飲んだくれて早死してしまつたらうから...
種田山頭火 「其中日記」
...だのに、なぜあなたは、飲んだくれたり、カルタをしたり、そんな凡人のまねがなさりたいの? ね、そんなまねはなさらないで、お願いですわ! いつもあなたはおっしゃるじゃないの、――人間は何ひとつ創(つく)り出そうとせずに、天から与えられたものを毀(こわ)してばっかりいる、って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...飲んだくれの悪漢ときめてしまって...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...飲んだくれの父のために...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...飲んだくれだの碌でなしだのと叱りつけるんだが...
豊島与志雄 「黒点」
...こんな飲んだくれの間に...
豊島与志雄 「在学理由」
...いつも老人の飲んだくれだとされて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「悪党! 飲んだくれ! この私がお前さんを警察へ訴えてやるからいい...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...どうも彼奴は飲んだくれで...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...彼は十人か十二人ばかりの飲んだくれの一行にぴったりくっついて行った...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...もし今晩飲んだくれていたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...飲んだくれでしょう」チャールズ卿がびっくりした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...フィールデンへのご託は飲んだくれのたわごとだと簡単に忘れ去られよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...遊んでばかりいて、飲んだくれて、家をこんなに潰してしもて...
横光利一 「夜の靴」
...また飲んだくれて帰りおったか」口叱言(くちこごと)を呟きながら...
吉川英治 「剣難女難」
...怠け者で飲んだくれな紋日の虎は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??