...すべてに関する興味と新奇さに加うるに激しい食慾があったので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの頃のような旺盛な食慾を...
梅崎春生 「腹のへった話」
...食慾も無くなつた...
高浜虚子 「椿子物語」
...それから、おれは、食慾が、ああ、そのために、おれはどんなにきまりの悪い思ひをして来たか...
太宰治 「お伽草紙」
...何という反食慾的な腐爛した臭気! そして...
谷譲次 「踊る地平線」
...クン/\鼻を鳴らして――豚は食慾そのものであるやうに感じさせる...
種田山頭火 「其中日記」
...これでやつと今日の食慾をそゝることができた...
種田山頭火 「其中日記」
...僕は色慾と食慾とを同一だと考えている...
豊島与志雄 「慾」
...食慾も性慾もあつてなきが如くでさへある...
中原中也 「山羊の歌」
...食慾を満たすには何んの不自由もありませんが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その手の甲はわつぷるのふくらみでその手の指は氷砂糖のつめたい食慾ああ この食慾子供のやうに意地のきたない無智の食慾...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...奴の食慾を唆らずにはいない...
葉山嘉樹 「信濃の山女魚の魅力」
...安部は急に食慾が出て...
久生十蘭 「予言」
...それと大して變りのない食慾を感じさせた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お食慾のないことが重態に導いたのでございます」などと六条院はお話しになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼の偉大な食慾を讃嘆しつつ眺めていた...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...従って、食慾がなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この草原から連想されるほかならぬ食慾を...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
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