...食べるものは少しも食べないで日に九回も十回も下るのだもの...
大杉栄 「獄中消息」
...「もう食べないんですか...
鈴木三重吉 「桑の実」
...それともお化(ばけ)が出てきて食べないかしら」お磯はそれが心配でした...
竹久夢二 「博多人形」
...酒は飲んでも飯は食べない...
種田山頭火 「其中日記」
...何も食べないで先ず女中から夕刊をかりて只ぼんやりその上に眼を落していた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...何にも食べないでいるのに違いないと思い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...セルギウスはそれを少しづゝしか食べない...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...ジュリーはパンを食べないで...
新美南吉 「名なし指物語」
...食べないで働けるものではありません...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...此の魚は新しくないので私が食べないのであると感づいたと見え...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...洋食を食べない……...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...とてもそんなものは食べないということがわかりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...施しのパンなど食べないのは確実だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「ぼくはきのうから一きれのパンも食べない」わたしも金持ちではなかったけれど...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...つまり欣二やおせいさんやなぞが闇で買って来たものを食べないわけにはゆかない事も知っておる...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その外菓物類(かぶつるい)は清涼剤で身体に薬だといいますけれどもその種類によっては消化の遅いために午後四時から先は食べない物が色々あります...
村井弦斎 「食道楽」
...二度しか食べない子どもを欠食児童(けっしょくじどう)などというまでに...
柳田国男 「母の手毬歌」
...食べないで居ると身体(からだ)が余計に疲れるからと云つて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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