...毒茸が多くて食すべき大獲物に接し得ないことと...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...鳥などの食すべきもの一点(てん)もなきゆゑ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...なんじら断食するとき...
太宰治 「狂言の神」
...ほんとに何もありませんよ」そこで飲食するのは何だか物の霊を汚すように思われるのであった...
田中貢太郎 「春心」
...天産に衣食するが爲め經濟其他法律上權利の研究と云ふことの乏しい人民であるから自由自在になる...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...わが国でも実業家政治家の中には人と会食するのが毎日のおもなる仕事だという人があると聞いてはいるが...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...生命を蚕食するその空想に欺かれてるかを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...常住食すに適してゐた...
中原中也 「在りし日の歌」
...退屈凌ぎに飲食することは...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...「彼女は好きなとこで夕食するんだろ」何人かが叫ぶ声がした...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その時塾に眠食する先進長者は...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...十二月十日(火曜)九時すぎ起き、斎藤も起きて入浴、朝食する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...古い友人のスミス氏と昼食する事をすっかり忘れていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...前に記したタビラコの稲槎菜は支那でも野人がこれを食する事が『植物名実図考』に見えていて「郷人茄之」だの「吾郷人喜食之」だのの語が記してある...
牧野富太郎 「植物記」
...豕も遊佚(ゆういつ)大食する故豕ほど肥えたという...
南方熊楠 「十二支考」
...三十分間煮たるトマトソースを掛け食すべし...
村井弦斎 「食道楽」
...あれを愛食する者のあどけない形容のようである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「先祖代々の形容に絶した苦心の集積を譲り受けて衣食するのだぞ...
夢野久作 「能とは何か」
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