...われわれのうちに巣くう蛆虫の食い物となる場合である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それに食い物の時間がきまっていて...
谷譲次 「踊る地平線」
...箱根の旅館で食い物の好き嫌(きら)いの話が出...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ああして食い物とフンシとを眼の前に当てがっておきさえすれば...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...大会堂の司祭――(ジャンナン老人はよく牧師を食い物にしていたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...観念的には支那を食い物にするということになる...
豊島与志雄 「中支生活者」
...女を食い物にする獅子(しし)のような奴(やつ)がいる上流とはわけが違うんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「今日も何か食い物を持って来た様子かい」「ヘエ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...途中で食い物にありつき...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...こんな食い物は犬も食わぬ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...何か食い物にありつかねばならぬ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...先生には食い物が無いんだ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...自分はその日の食い物にも屈託している光景である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...いい食い物にされる上に...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...よう食い物を嗅(か)いで来おるでな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伊織は、武蔵のためにも、死んだ小鳥の毛をむしって焙(あぶ)っておいたが、「食い物は、わしらがとこに、幾らでもあるで」と、甘い物、辛い物、何くれとなく運んで来る...
吉川英治 「宮本武蔵」
...郁次郎は食い物も寝るのもそのまま...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...食い物もよくなる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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