...『頭目はどこにいる』と食いつくようにいうんです...
海野十三 「少年探偵長」
...またウォールデンの岸辺の森を食いつくしたのも彼である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...コウモリみたいに岩に食いつくような格好で...
辻村伊助 「登山の朝」
...鵞鳥一匹をも食いつくすほどの父や祖父から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たとい彼等が其処で一片のパンを食いつくそうとも...
豊島与志雄 「風景」
...ついにはそれによって正直さと本心とを食いつくさるるに至る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...居酒屋にあったわずかな食物をすぐに食いつくしてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かぼちゃを食いつくしてから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...だれかれの見さかいなく食いつくようになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...食うと云うよりむしろ食いつくんだね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...とにかく釣りあげられるまではエサに食いつくからだ...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...すっかり食いつくしてしまっていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...「とてもいい香水だ……何を拭いてるのさ?」食いつくようにドミトリーを見つめていたグラフィーラの眼が...
宮本百合子 「「インガ」」
...中の奴は一所懸命にそれに食いつく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...味方の馬をも食いつくしてしまわないとはかぎらない...
吉川英治 「私本太平記」
...飲みつくし食いつくし...
吉川英治 「平の将門」
...食いつくように前髪の影へ刀を差し出して行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いったいどうして食いつくつもりだい...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索