...いきなり食いつくような勢いでどなりました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...『頭目はどこにいる』と食いつくようにいうんです...
海野十三 「少年探偵長」
...またウォールデンの岸辺の森を食いつくしたのも彼である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...パッと頭を曲げて食いつく...
太宰治 「黄村先生言行録」
...Wurst Schnappen は頭上につるした腸詰めへ飛び上がり飛び上がりして食いつく遊戯である...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...持米を売り払ったり食いつくして了ったりしている全国の貧農民(ブルジョアジーは之を農村というロマンティックな名で呼んでいるが)にとっては...
戸坂潤 「社会時評」
...すべて食いつくされているのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...他の魚類という魚類を食いつくしてしまうのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...食いつくした形になっている...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...◇去年米は六月中に食いつくしたが...
久生十蘭 「奥の海」
...とにかく釣りあげられるまではエサに食いつくからだ...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...「食いつくぞ」老人は言った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...すべてを ab ovo(始めから)に始めるために過去を食いつくしてしまわなければならない...
三木清 「語られざる哲学」
...彼はさっそく食いつく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしの意志があまりに強い欲望をもって食いつくほかのあらゆる機会においても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全身をあげて食いつくことができない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...土足を食らわせしという一事は」「食いつく犬には...
吉川英治 「私本太平記」
...わたしに食いつくかもしれません...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??