...洛陽に飜るの時なかりしやも...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...翩々として京洛に飜るや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...白浪の打たで飜るとばかり見えて音のないのは...
泉鏡花 「悪獣篇」
...うしろざまに飜る金色の衣...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...飜るべくも見えざりけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...物干台に飜る浴衣の白さの間に...
永井荷風 「夏の町」
...わさ/\と碎くる波は綿の如く白く飜る...
長塚節 「佐渡が島」
...ひら/\と飜る面紗(ヴェール)や搖れ動く帽子の羽毛(うまう)などがその乘物に一杯だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...乳白色の中にはや半ば消えかかつた彼女の姿がくるりと飜るのを見ると...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
......
前田普羅 「普羅句集」
...間もなくそれはほんとうの海の上に飜ることになるに相違ないよ...
牧野信一 「吊籠と月光と」
......
横瀬夜雨 「花守」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??