...始めて木曾の山風に飜されたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...直ちに鼓噪して黒坂に至り維盛と相対して白旗を埴生の寒村に飜せり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...」と飜然(ひらり)と行(や)る...
泉鏡花 「浮舟」
...ツルゲーネフの『ルージン』を初めゴーゴリやガルシンの短篇の飜訳にクツクツとなって『新小説』や『太陽』や『文芸倶楽部』に寄稿したのはその時代であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...大敵ルパンに飜弄され...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...我打つて飜へり死ぬ蠅あはれ六月十一日 夕月会...
高浜虚子 「六百句」
...別刷の方には「安政五年父の飜刻せる蘭書「濟生三方附醫戒」について」と題してある...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「和蘭通詞が通辯飜譯の外に和蘭人の行動を...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自分の車室(はこ)へぱっと身を飜えして跳びこんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...なにかやさしい飜訳の仕事...
豊島与志雄 「塩花」
...飜(ひるがえ)つてこの頼りなき色彩の美を思ひその中(うち)に潜(ひそ)める哀訴の旋律(メロディ)によりて...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...わさ/\と碎くる波は綿の如く白く飜る...
長塚節 「佐渡が島」
...(飜譯家)...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...風車みたいに四時間も飜筋斗(とんぼがえり)をやってやがるんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...江戸に来て蘭書の飜訳などして居た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...飜譯は要するに模寫である...
正宗白鳥 「語學修業」
...モラエス文集の飜譯を讀んで...
正宗白鳥 「心の故郷」
...メフィストフェレス兎に角飜(こぼ)さないように願います...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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