...飜て之を考うるに...
高木敏雄 「比較神話学」
...「秋風飜(ひるがえ)す黄金浪花千片か」などと所謂(いわゆる)君子蕩々然(とうとうぜん)とうそぶいていると...
太宰治 「竹青」
...踵でクルリと身を飜(ひるがえ)して...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そしてこの文章の気分の変転は二葉亭の飜訳や...
田山録弥 「明治文学の概観」
......
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...「蘭書飜刻の長崎活字版」は詳細な記述をかかげて三谷説を反駁してゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...前記「蘭書飜刻の長崎活字版」の文中掲げる寫眞...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...最新の英書を和蘭語に飜譯した物理書で...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...長谷部文雄氏は最近マルクスの『資本論』其他の飜訳に専心しているそうで...
戸坂潤 「社会時評」
...併し飜訳はいつも飜訳に止まる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それは機会という言葉に飜訳される...
豊島与志雄 「道化役」
...それを彼女の言葉に飜訳すれば...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...日本長崎の出嶋には尚(な)おその国旗を飜(ひるがえ)して一日も地に下したることなきゆえ...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...私の生涯中に一番骨を折(おっ)たのは著書飜訳(ほんやく)の事業で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...飜(ひるがえ)ってこれを死と比較するとき...
三木清 「人生論ノート」
...波は靜かに高まり、靜かに飜り、靜かに碎けて、同じ一つの言葉を、同じ聲で、闇にむかつてくりかへし呼びかけてゐる...
三好達治 「霾」
...飜譯といふものはあんな風でなくてはならないのだ...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...1560己は苦(にが)い涙を飜(こぼ)して泣きたくなる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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