...時々白いものが飜つて来る...
芥川龍之介 「好色」
...書物の頁を飜(ひるがえ)す音...
芥川龍之介 「路上」
...又飜つて小説を見るに...
石橋忍月 「罪過論」
...手帛(ハンカチ)らしい一掴(つかみ)ほどのものがパッと飜(ひるがえ)って落ちた...
海野十三 「振動魔」
...そして彼は身を飜(ひるがえ)してカーテンの蔭に...
海野十三 「地球盗難」
...キラキラと不思議な花火みたいに飜って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...まるで軽業師のように身を飜(ひるがえ)して...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...天下文明夫れより景教東來の歴史を述べ、波斯大徳阿羅本の入唐、經書の飜譯、太宗の詔勅より景風東遷の事跡を述べ、高宗の時に到りて化風愈揚り、諸州に令して景寺を建てしめ、阿羅本を崇めて鎭國大法主となす...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...飄然(ひょうぜん)と身を飜(ひるがえ)して僕等より先に行ってしもうたりして」「ほんに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...中国も日本も飜訳権などのことをうるさくは言わないに違いない...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...飜訳のやりかけにも手をつけず...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...その翌日からわたしは早速新曲の資材となるべき事蹟(じせき)を求めたいと例の『燕石十種(えんせきじっしゅ)』を始めとして国書刊行会飜刻本(ほんこくぼん)の中に蒐集(しゅうしゅう)された旧記随筆をあさり初めた...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...ヒラヒラと夕風に飜(ひるがへ)ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は急に身を飜すと人込みの中に混り込んだ...
北條民雄 「道化芝居」
...――或は彼を生んだ聖靈はおのづから彼を飜弄し出した...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...その外は飜訳の凡例のような物であろう...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...飜弄された……という極めて低級な憤怒に駆られたのであったが...
夢野久作 「暗黒公使」
...飜弄するために書いた無意味な漫文とも考えられるという...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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