...一足跳びにワッショイワッショイと飛び越えて来たものの...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...淡路の小藩を飛び越えて直接に京阪の文化中心と接觸を保ち...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...飛び越えてやりたいような衝動を感じるほど...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...子供だけは平生(いつも)その小溝を飛び越えているので...
田中貢太郎 「虎杖採り」
...そのはずみで土手を飛び越えて道の右側の斜面に走り込んだ車はその右の横腹を立ち樹にぶっつけて...
寺田寅彦 「柿の種」
...隣家の垣根を飛び越えてきた大きな虎猫がミャンミャンとドラ声で鳴いて近寄ると...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...おじさん」七兵衛が岩を飛び越えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は飛び越えて駕籠を奪い返すべく走(は)せ出すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...この僅かの間を利用してお銀様は、池の端(はた)を通って、橋を飛び越えて、一息に本邸の縁側へ飛び上って、障子を蹴開いて奥へ逃げ込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じように池を飛び越えて縁の上へはね上ったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...大胆に細心に……」「オーライ」レポーター仙吉は納屋の小窓を飛び越えて暗の中へ――(『プロレタリア詩』一九三一年十一月号に発表)...
長沢佑 「レポーター」
...平次の想像を飛び越えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...富士を見た富士山を見た烏よあの山の尾根から頂上へと飛び越えて行け真紅(まっか)な口でひとつ嘲笑(あざわら)ってやれ風よ!富士は雪の大悲殿だビュン...
林芙美子 「新版 放浪記」
...転校試験の結果二年級を飛び越えて...
牧野信一 「淡雪」
...物々しい障碍物を飛び越えて行く術が...
牧野信一 「女優」
...誤謬はそれなりに飛び越えてしまっている...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...それを飛び越えて自分が持たないものを追いかける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...始祖は空を踏(ふ)み海波を飛び越えて...
柳田国男 「海上の道」
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