...一足跳びにワッショイワッショイと飛び越えて来たものの...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...グリーン・マウンテンズ地方やコネティカット州を飛び越えて来た大きな松材が...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...オカマの奴はイナバの白兎がワニザメの並んだ背を飛び越えて行くみたいに舟から舟へと移って...
高見順 「いやな感じ」
...池を飛び越えて向うへ立ってスリの立ち廻りを見物していたそうで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...飛び越えてやりたいような衝動を感じるほど...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...七兵衛は屋根と屋根とを蝗(いなご)のように飛び越えて行ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...岩の間を飛び越えてそこへ行って見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここらあたりから向うへ飛び越えて行けば妙だが」山の裾(すそ)から谷底...
中里介山 「大菩薩峠」
...この僅かの間を利用してお銀様は、池の端(はた)を通って、橋を飛び越えて、一息に本邸の縁側へ飛び上って、障子を蹴開いて奥へ逃げ込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後では数えきれないから飛び越えて歩いた...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを飛び越えてまた次の軌道へ行く時にはν’(ニューダッシュ)の光を出すとすると...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...そこを飛び越えて――」「そこを駆けるお前の姿を見てやらう...
牧野信一 「熱い砂の上」
...転校試験の結果二年級を飛び越えて...
牧野信一 「淡雪」
...雉子のやうに人垣を飛び越えて父親にとりすがつた...
牧野信一 「酒盗人」
...海をまだ知らないものは訳もなくそれを飛び越えてしまふのだ...
三好達治 「測量船」
...先輩といふ城壁を僕は飛び越えて会へるからである...
室生犀星 「交友録より」
...抜身を飛び越えて進むように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...15=川端の寺のある処深編笠の侍は其処の土塀を飛び越えて姿を消す...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
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