例文・使い方一覧でみる「飛び石」の意味


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...「いらっしゃいまし」それに案内されて飛び石を踏んで行く波子の足どりも...   「いらっしゃいまし」それに案内されて飛び石を踏んで行く波子の足どりもの読み方
高見順 「いやな感じ」

...知人の処になど行って庭の飛び石を歩く時にはガラガラ変な音がするには甚だ困るなど随分この下駄では滑稽(こっけい)なはなしがある位...   知人の処になど行って庭の飛び石を歩く時にはガラガラ変な音がするには甚だ困るなど随分この下駄では滑稽なはなしがある位の読み方
高村光雲 「幕末維新懐古談」

...しかし、二十六だったか七だったか、八か、あらたまって尋ねて聞いた事も無いので、はっきりした事は覚えていないが、とにかくまあ、その娘ひとりであずかっている家に、三十七の義兄と三十四の姉が子供を二人も連れてどやどやと乗り込んで、そうしてその娘と遠方の若い海軍とをいい加減にだまして、いつのまにやらその家の財産にも云々(うんぬん)、などと、まさかそれほど邪推するひとも有るまいが、何にしても、こっちは年上なのだから、無意識の裡(うち)にも、彼等のプライドを、もしや蹂躙(じゅうりん)するという事になってやしないだろうか、とその頃の実感で言えば、まるで、柔い苔(こけ)の一ぱい生(は)えている庭を、その庭の苔を踏むまいとして、飛び石伝いに、ひょいひょいとずいぶん気をつけて歩いているような姿であった...   しかし、二十六だったか七だったか、八か、あらたまって尋ねて聞いた事も無いので、はっきりした事は覚えていないが、とにかくまあ、その娘ひとりであずかっている家に、三十七の義兄と三十四の姉が子供を二人も連れてどやどやと乗り込んで、そうしてその娘と遠方の若い海軍とをいい加減にだまして、いつのまにやらその家の財産にも云々、などと、まさかそれほど邪推するひとも有るまいが、何にしても、こっちは年上なのだから、無意識の裡にも、彼等のプライドを、もしや蹂躙するという事になってやしないだろうか、とその頃の実感で言えば、まるで、柔い苔の一ぱい生えている庭を、その庭の苔を踏むまいとして、飛び石伝いに、ひょいひょいとずいぶん気をつけて歩いているような姿であったの読み方
太宰治 「薄明」

...手に名刺を持ちながら飛び石を伝わって来た...   手に名刺を持ちながら飛び石を伝わって来たの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...お前は茶を入れな」そう云い捨てて飛び石づたいに枝折戸(しおりど)から表へ廻ると...   お前は茶を入れな」そう云い捨てて飛び石づたいに枝折戸から表へ廻るとの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...画面の中央の下方にある一枚の長方形の飛び石であった...   画面の中央の下方にある一枚の長方形の飛び石であったの読み方
寺田寅彦 「庭の追憶」

...この石の隣にある片麻岩(へんまがん)の飛び石だったかもしれない...   この石の隣にある片麻岩の飛び石だったかもしれないの読み方
寺田寅彦 「庭の追憶」

...この長方形の飛び石の上に盆栽が一つと水盤が一つと並べておいてあるのがすっかり昔のままであるような気がするが...   この長方形の飛び石の上に盆栽が一つと水盤が一つと並べておいてあるのがすっかり昔のままであるような気がするがの読み方
寺田寅彦 「庭の追憶」

...このただ一枚の飛び石の面にだけでも...   このただ一枚の飛び石の面にだけでもの読み方
寺田寅彦 「庭の追憶」

...そのときにいつも目の前の夕やみの庭のまん中に薄白く見えていたのがこの長方形の花崗岩(かこうがん)の飛び石であった...   そのときにいつも目の前の夕やみの庭のまん中に薄白く見えていたのがこの長方形の花崗岩の飛び石であったの読み方
寺田寅彦 「庭の追憶」

...飛び石のそばに突兀(とっこつ)としてそびえた楠(くす)の木のこずえに雨気を帯びた大きな星が一ついつもいつもかかっていたような気がするが...   飛び石のそばに突兀としてそびえた楠の木のこずえに雨気を帯びた大きな星が一ついつもいつもかかっていたような気がするがの読み方
寺田寅彦 「庭の追憶」

...飛び石が置いてあった...   飛び石が置いてあったの読み方
徳田秋声 「足迹」

...二人は立木を避け、植込みを廻り、飛び石を撫で、一尺ごとに、手をのばして、手に触れるものを調べながら、御居間の方へ近づいた...   二人は立木を避け、植込みを廻り、飛び石を撫で、一尺ごとに、手をのばして、手に触れるものを調べながら、御居間の方へ近づいたの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...飛び石伝いに母屋の方へ参りますと...   飛び石伝いに母屋の方へ参りますとの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...灸は庭の飛び石の上を渡って泉水の鯉を見にいった...   灸は庭の飛び石の上を渡って泉水の鯉を見にいったの読み方
横光利一 「赤い着物」

...軽い庭下駄の音を飛び石に遠退かせて...   軽い庭下駄の音を飛び石に遠退かせての読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...前栽(せんざい)の飛び石をさぐりながら...   前栽の飛び石をさぐりながらの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...F楼の廊下から中庭の飛び石へ...   F楼の廊下から中庭の飛び石への読み方
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」

「飛び石」の読みかた

「飛び石」の書き方・書き順

いろんなフォントで「飛び石」

「飛び石」の英語の意味


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