...飛び切りの沈(ぢん)の匂である...
芥川龍之介 「好色」
...谷崎潤一郎(たにざきじゆんいちらう)君は西洋酒で煮てくへば飛び切りに...
芥川龍之介 「食物として」
...成程飛び切りの大筏になると...
芥川龍之介 「長江游記」
...当時としては飛び切りハイカラな...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...次の汽車便で飛び切りの品がはいるはずですと...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...インドといってあれは飛び切り香り高い林檎だ...
太宰治 「饗応夫人」
...―――この清吉の針は飛び切りに痛(いて)えのだから」こう云って...
谷崎潤一郎 「刺青」
...ジルノルマン氏は一八三一年には飛び切りの長寿者だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...飛び切り綺麗な女性が...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...飛び切り優しい恋人がやるような馬鹿げた行為をやったのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...飛び切り極上の胡粉で下塗りがしてあるんだらうな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...飛び切りの術を心得ていたって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すなわち鏡を捧げた功徳で発願通り飛び切りの別嬪(べっぴん)に生まれるが...
南方熊楠 「十二支考」
...社交界でも飛び切りにリファインされた...
夢野久作 「奥様探偵術」
...英国出来(でき)の飛び切りっていうのをサア...
夢野久作 「支那米の袋」
...別に何てこともないんですが……あの……向うの特別室ですね」「ハア……舶来の飛び切りのリネンのカーテンが掛かって...
夢野久作 「一足お先に」
...ここに只一つ無類飛び切りの謡曲好きに出会(でくわ)して...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...どんな上甕(じょうがめ)の飛び切りでもなんでも飲むがいい」「なにを」軽く撲(なぐ)ッたつもりだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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