...そうだ」僕は飛び上がるほど嬉(うれ)しくなりました...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...銃の台が時々脛(すね)を打って飛び上がるほど痛い...
田山花袋 「一兵卒」
...彼は床几から飛び上がるようにして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...アリョーシャはテーブルから不意に飛び上がるなり...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...十尺(しゃく)二十尺ほどもいきなり飛び上がるばかりでなく...
豊島与志雄 「彗星の話」
...マリユスは飛び上がるようにして叫んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...空気に触れても飛び上がるかも知れない...
夏目漱石 「虞美人草」
...飛び上がるにしくなしだと...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...心臓の飛び上がる事は始終ある...
夏目漱石 「それから」
...彼は我慢して車台に飛び上がるのを差し控えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...枕の勢で飛び上がるものだから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...梯子(はしご)を二つづつ飛び上がるやうにして行きましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは足へ煮えたぎった湯でもかかった時のように飛び上がるのだった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼らはわれ先にと飛び上がる!万寿丸は荷役を初めそうに見えた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...なんだお前さんは」飛び上がるように身体をかがめて...
正岡容 「寄席」
...焼栗(やきぐり)におどろかされて飛び上がるなどは...
吉川英治 「江戸三国志」
...ひらりと飛び上がると...
吉川英治 「江戸三国志」
...怒号する、飛び上がる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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