...彼女は飛び上がる...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その効果で今度は腹と腰とのつがい目の所の筋肉が痛んで立ったりすわったりするたびにそれが飛び上がるほど痛むのであった...
寺田寅彦 「柿の種」
...痛くないという約束のが飛び上がるほど痛くて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...蚤が飛び上がる事の出来るくらいの高さに吊したのではやはり感ずるが...
寺田寅彦 「話の種」
...飛び上がる方はむずかしいけれど...
豊島与志雄 「彗星の話」
...マリユスは飛び上がるようにして叫んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...突然彼は飛び上がるようにして身を起こした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白い姿は階段を飛び上がる...
夏目漱石 「草枕」
...飛び上がるにしくなしだと...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...板の高さは地面を去る約一メートルだから飛び上がるには御誂(おあつら)えの上等である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そのまゝ拭き込んだ上がり框(かまち)に飛び上がるのですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分から進んで大廣間に飛び上がるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは足へ煮えたぎった湯でもかかった時のように飛び上がるのだった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...博士邸へ配達する牛乳が二合増えたことがわかった時は飛び上がる程うれしかったよ...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...ヘイありがとうござんす」ピョーイと素頓狂(すっとんきょう)に飛び上がると...
正岡容 「小説 圓朝」
...焼栗(やきぐり)におどろかされて飛び上がるなどは...
吉川英治 「江戸三国志」
...二、三度首を沈めて、「おのれッ」と、飛び上がると、雲霧は、「蹴落すぞッ」と叫んだ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...花が散ると眠り鳥がさえずると飛び上がる...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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