...たいがいは自転車で飛ばすものばかりである...
犬田卯 「錦紗」
...「病氣を早く直せ!」かの女は渠をつき飛ばす...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...平気で投げ飛ばすほどの力持ちばかりが揃(そろ)っていることになるわけである...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...迎春館(げいしゅんかん)へ売飛ばすつもりじゃないんだろうね...
海野十三 「大脳手術」
...せめて體をあたゝめむとて、午食の膳に、三人鼎坐して、杯を飛ばす...
大町桂月 「房州紀行」
...アメリカ人がこの話を迷信深い中国人の戯言として腹の底から笑い飛ばすのを見て...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...515かくして徐々に立ちさるを憎怨つねに抱きたるデーイポボスは伺ひて耀く槍を投げ飛ばす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヂュウスの意思と槍飛ばすトロイア勢の猛撃に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「エイ」と言って蹴飛ばすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...サラサラと書き飛ばすものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...双翅類をば猟((か))り集めまだ明けやらぬ晨(あした)のけはひを花々の密(ママ)の槽へと飛ばすのか?それとも毒の注射師か?如何なる夢が捉へたのだらう?展伸(ひろ)げられたるこの手をば...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...忌々しい野郎だ」金六は突き飛ばすように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鼻糞(はなくそ)を掘つて八方へ飛ばす奴と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...野村さんは私の躯を足で突き飛ばすに違いないので身動きもならない...
林芙美子 「新版 放浪記」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...……それからお嗽(うが)いの水も……塩をすこし余計に入れてナ……エエカ……すぐに持って来るんだぞ」こう云って看護婦を叱り飛ばすと...
夢野久作 「霊感!」
...下級の新聞社員がまた自弁で円タクを飛ばすであらう...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...矢でも飛ばすように空中に抛(ほう)り上げるかも知れない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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