...高くはね飛ばしたりした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...刎(は)ね飛ばして...
泉鏡花 「婦系図」
...彼は首を振りながら顔をしかめて痰を飛ばした...
梅崎春生 「日の果て」
...円盤を飛ばしているのは...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...水の雫を跳ね飛ばした...
薄田泣菫 「独楽園」
...円木棒は忽(たちま)ち紺蛇目(こんじゃのめ)を潰(つぶ)し蝙蝠傘(こうもりがさ)を飛ばしてしまった...
田中貢太郎 「春心」
...父親や分家の人達も車を飛ばした...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...かれはそこから深夜に十五六里を馬で飛ばして...
田山録弥 「初冬の記事」
...それがなんだかどなりつけるかまたしかり飛ばしでもするような強烈なアクセントで天地に鳴り響いたのであった...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...丘の上の家といわず、ありとあらゆるものを将棋倒しに押し倒し、粉砕し、吹き飛ばしつつ、あ、あ、あっという間に、はや目の前の小山の上の林をなぎ倒し、この川平岳の山腹を駆け上がってくる...
永井隆 「長崎の鐘」
...空駕籠を飛ばして行かねばならぬ使命を帯びたとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...六十五ビタをハリ飛ばしておいてからの神尾主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...野良犬を蹴飛ばして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文学的教養のない式亭輩が興に乗じて一夜に何十枚となく書き飛ばして...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...いつもならば泡を飛ばして口論もすべき直次郎が無言に終りし屈托の程は其夜お蘭さまがお膝もとに...
一葉 「暗夜」
...道子を叱り飛ばして居ても...
牧野信一 「爪」
...馳けもどるなり浪人の腕をつかんで振り飛ばした...
吉川英治 「三国志」
...沙(いさご)を飛ばし...
吉川英治 「三国志」
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