...ニコルソンの飄逸な筆に成った現代文豪の肖像画等があった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...ひとしきり飄逸な歌を唱つて...
薄田泣菫 「独楽園」
...ことりことりと飄逸な足取りで歩いてゆく...
豊島与志雄 「川端柳」
...何か飄逸な趣きがあって...
久生十蘭 「魔都」
...飄逸な掛声で音頭をとつても...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...いかにも飄逸な筆を揮つてゐた...
牧野信一 「風流旅行」
...如何にも飄逸な皮肉な男でもあるかのやうなつもりで...
牧野信一 「妄想患者」
...勝手元から顔中が鼻ばかりみたような飄逸な顔を見せたのは...
正岡容 「圓朝花火」
...きょうびはあの飄逸な万橘の唄も...
正岡容 「寄席行燈」
...同じく飄逸な至芸だったと聞く先代浪華軒〆友は八代目林家正蔵君とも盟友だった由であるが...
正岡容 「わが寄席青春録」
...後には大津絵風の飄逸な筆致で...
山本笑月 「明治世相百話」
...一見飄逸なような...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
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