...もし今夜にでも南海特有の大颱風(ハリケーン)が襲来したならば...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...颱風近ヅクトノ報アリ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...“颱風一過の心境”昼寝から覚めて雲の峰を観る...
種田山頭火 「松山日記」
...この新旧二つの例はいずれも颱風として今度のいわゆる室戸颱風に比べてそれほどひどくひけをとるものとは思われないようである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...五年も研究すれば颱風の予知が完全に的確に出来るようになるものと思い込んでいるようなことがないとは云われないような気がするからである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...これも颱風らしい...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...颱風は大陸と日本との間隔を引きはなし...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...十月初めに信州へ旅行して颱風の余波を受けた各地の損害程度を汽車の窓から眺めて通ったとき...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...このような区別を生じた原因の中には颱風や地震のようなものの存否がかなり重大な因子をなしているかもしれないのである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...やはりあの颱風のために...
豊島与志雄 「絶縁体」
...この秋の初め我が国を襲う颱風は大抵太平洋上にそれるので...
中谷宇吉郎 「雑記」
...その時は勿論まだ颱風の時期ではなかったのである...
中谷宇吉郎 「雑記」
...颱風(たいふう)の眼(がん)へ入つたやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先日の颱風もここでは大変だつた...
原民喜 「廃墟から」
...颱風の如く攻めて来ることはもう決定的と見られたからである...
吉川英治 「三国志」
...颱風の中心にあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわば颱風時代に揉まれた生命中の巨(きょ)なるものだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??