...平原の上を颯爽と走る、青い空に映える一本木がある...
...彼は壮齢の大木のように颯爽と歩いていた...
...近衛兵隊員は、身長が高く颯爽とした立ち振る舞いが求められる...
...彼は鉄馬に跨って、颯爽と通り過ぎた...
...わきごしを使って、颯爽と駆け抜ける侍を見た...
...敢て其爲めに千古の眞骨頭ナポレオン・ボナパルトの颯爽たる威風が...
石川啄木 「雲は天才である」
...出征軍人山中貞雄は不動の姿勢で颯爽――という字を張りこみたいところだが...
伊丹万作 「人間山中貞雄」
...どうみてもあれは颯爽というがらではない...
伊丹万作 「人間山中貞雄」
...ジメジメした小説がきっと強いものに鋳直(いなお)されるとおもいますというような意味のことが颯爽たる文字で書かれていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...当時蒙古方面の踏査から帰られたばかりで颯爽(さっそう)として居た...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...一同を引き具して私は颯爽(さっそう)と扉(ドア)の外へ出た...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...妙子が話したスケート場に於(お)ける颯爽(さっそう)ぶりを想像せしめるものがあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...颯爽たる役目をやったものもたくさんあった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...颯爽型なのに対して...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...いまや颯爽と肥桶運搬トラツクに跳び乘り...
長谷川時雨 「夏の夜」
...拔手を切つて泳ぐ颯爽たる姿は...
長谷川時雨 「水」
...あの颯爽たる姿が最後となった...
久生十蘭 「魔都」
...先頭に立つた滝本の何時にない颯爽たる様子が...
牧野信一 「南風譜」
...その栄ある颯爽としたブリヽアント・チヤンピオンの姿は...
牧野信一 「バラルダ物語」
...程なくまた彼が颯爽たる脚どりで這入つて来た...
牧野信一 「病状」
...颯爽(さっそう)と...
山本周五郎 「思い違い物語」
...颯爽(さっそう)として奥へ這入り...
夢野久作 「近世快人伝」
...その小さくて颯爽(さっそう)たる姿を追ってゆくのであった...
吉川英治 「親鸞」
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