...風霜を受けて、彼女の肌は乾燥してしまった...
...この冬の風霜は例年よりも厳しいようだ...
...風霜のために草花が凍死することがある...
...毎日風霜にさらされているせいか、彼の肌は粗くなっていた...
...風霜の影響で、彼女の唇がカサカサになっていた...
...千年の風霜に曝露されて...
會津八一 「一片の石」
...千年の風霜を凌ぎたるべし...
大町桂月 「足柄の山水」
...多年の風霜のために...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...清渭の流れ水やせてむせぶ非情の秋の聲夜は關山の風泣いて暗に迷ふかかりがねは令(れい)風霜の威もすごく守るとりでの垣の外...
土井晩翠 「天地有情」
...年久しく風霜(ふうそう)と闘うて皮(かわ)は大部分剥(は)げ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...すき間もる風霜夜さむけく...
樋口一葉 「花ごもり」
...常磐木の冬に立つなる寂しさを覚ゆる人と知られずもがな風霜に会つてその操守を変へぬ常磐木の心は君子の心であり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...風霜に苦しみ、食に乏しく、痩(や)せ衰うるを愍(あわれ)み、ある修行者短冊を書き、鳥の頸に付くるに、たちまち目開く、その歌は「には鳥のなくねを神の聞きながら心強くも日を見せぬかな」とある...
南方熊楠 「十二支考」
...又孔子は「歳暮れ天寒くして百木は風霜の爲めに凋落するに至りて...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...苦しかった六十七年の風霜を刻みつけたような皺(しわ)の多い日に焦(や)けた渋色の顔は...
山本周五郎 「柳橋物語」
...其(その)草花(さうくわ)の根の風霜に耐へる如く根気強く己(おの)が義務に忠実であるのです...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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