...表面上は穏やかだったが、内部で風波が起こっている...
...彼女の発言がきっかけで、クラス内に風波が巻き起こった...
...一部の市民たちから反発があったものの、結局風波は収まった...
...あの事件は社会に大きな風波を巻き起こした...
...風波が過ぎたあと、彼らはまた元通り会話をするようになった...
...風波に駭(おどろ)きし叫號の聲は神に謝する祈祷の歌となり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...人あり、これを聞きて曰く、社会の変動、海上の風波のごとしというは至当なり、海上の風波、社会の変動のごとしというは不当ならずや...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...風波の荒い所では...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...しあわせと風波のない航海日和(びより)...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...此の手紙をキツカケに家庭に風波が起るとしたら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今から八十五年前北海の風波や海霧(ガス)に苦しみながら...
中島敦 「光と風と夢」
...「畢竟(ひっきょう)女は慰撫(いぶ)しやすいものである」彼は一場(いちじょう)の風波(ふうは)が彼に齎(もたら)したこの自信を抱いてひそかに喜こんだ...
夏目漱石 「明暗」
...またこの反対の勢力の風波(ふうは)に会わなければ...
新渡戸稲造 「自警録」
...即ちその風波の生ぜざるは...
福沢諭吉 「日本男子論」
...何も風波(ふうは)もなければ苦味(にがみ)もない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...父が妾を持つて家庭に風波が起つても...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...人生の風波の間に...
宮本百合子 「新しい卒業生の皆さんへ」
...今何の報いにて風波の牲(にえ)となりたまわん...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが風波の害のあった際に何を言って来たのでしょう」と言って訳がわからないふうであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其船が不幸にも航海中に風波の難に逢つて...
森鴎外 「最後の一句」
...博士の方でも、奧さんが母君に聞えるやうに、母君の聲の小言を言ふのを、甚だ不都合だとは思つてゐるが、それを咎めれば、風波が起る...
森鴎外 「半日」
...風波と戦うばかりが彼岸(ひがん)の旅ではありません...
吉川英治 「親鸞」
...家内に大した風波の起らう筈もないが...
若山牧水 「一家」
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