...この風変りな棺桶のなかで...
海野十三 「千年後の世界」
...少し風変りな検事なのだ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...なにもこんな風変りな品物を使わなくたって...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...そのときどきにわたしのたいへん風変りな性向のおもむくままにしたがうことができたから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...理想と申しましても非常に風変りの理想でありましてすべての方面で他の国とは全く違った理想を持っているのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...時には風変りで並はずれたタイプの正直者さえ扱つてきた長いあいだの経験であつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...セイヌ河の上に乗出しているヒョロ高いポプラの樹とを持っているがこの家の建築上の風変りな点は――そしておそらくはその警察的価値は――すなわち...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...こんなやや風変りな書物を出版するのか...
戸坂潤 「読書法」
...ちょっと風変りなのを拾い出してみようか...
豊島与志雄 「文学以前」
...ちと風変りな碑があります...
豊島与志雄 「霊感」
...この風変りな一人歩きの女の人も...
中里介山 「大菩薩峠」
...「風変りな人間でね...
林芙美子 「浮雲」
...いかにも可愛い男の児という感じに満ちていて、すこし風変りな、すこしせっかちらしいくりくり元気な様子は、何とも云えず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恐ろしく風変りなツンツルテンの洋装で降りて来る女...
三好十郎 「おスミの持参金」
...ちっと風変りな議論かもしりませんが鶯(うぐいす)を飼って好い声を出させようとすると大層食物を吟味して営養の多い消化の速いような摺餌(すりえ)を与えます...
村井弦斎 「食道楽」
...あまりにせっかちで・乱雑で・とぎれとぎれで・風変り・だから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...藤六の風変りな信仰であったろう...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...「望楼の通夜(つや)は風変りじゃ...
吉川英治 「江戸三国志」
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