...オーケストラの、風変りなことは、サンフランシスコで聞いた支那楽以上であるが、あの耳をつんざくような喇叭(ラッパ)の音がしないことは気持がよい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この頃から彼はどこか風変りな性質をもっていたと見え...
石原純 「トーマス・エディソン」
...ちと風変りな会話をしている二人の男があった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...この風変りな棺桶のなかで...
海野十三 「千年後の世界」
...ちょっと風変りな人物である...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...少しばかり風変りな事情があるんですよ...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...風変りな奇妙な木で...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...そういう風変りの国であります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...全身の拵(こしら)えがいかにも風変りに旧式なところがあって...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...ただ自分等より一年前のクラスで、K先生という、少し風変り、というよりも奇行を以て有名な漢学者に教わった友人達の受売り話によって、孔子の教えと老子の教えとの間に存する重大な相違について、K先生の奇説なるものを伝聞し、そうして当時それを大変に面白いと思ったことがあった...
寺田寅彦 「変った話」
...ちと風変りな碑があります...
豊島与志雄 「霊感」
...実に風変りなのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...この風変りな「変装殺人」を計画したのはベラールで...
久生十蘭 「悪の花束」
...其話の道行が風変りなので...
平出修 「逆徒」
...彼の風変りな外貌から察せられそうな...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...十三日は(二月)すこし風変りな誕生日をしとうございます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お登和が台所を預かると色々風変りな勝手道具も要(い)るからその方はお登和の嫁入支度(よめいりじたく)として僕が買調(かいととの)えておこう」大原「ありがたい...
村井弦斎 「食道楽」
...(これは風変りな婦人だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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